アドビは、Adobe Creative Cloud Expressを発表、提供開始した。 同製品はSNSの投稿からロゴ、チラシ、バナー、Webサイト制作におけるモックアップ作成まで、簡単に作成・共有することを可能にした無料アプリで、WebおよびApp store、Google Play、Microsoft Storeで入手できる。Webとモバイルで利用可能。

Adobe Creative Cloudコンプリートプランの単体プランに含まれており、教育機関向けには無料で提供。 追加機能を備えた同プレミアムプランは、月額1,078円(税込)で利用できるという。 エンタープライズ版およびグループ版のAdobe Creative Cloud Expressは、2022年の提供開始を予定している。

主な機能

  • 数千種類の美しいテンプレートをシンプルなドラッグ&ドロップ操作ですばやくカスタマイズ可能
  • Adobe Fontsが提供する2万種類のプレミアムフォントと、Adobe Stockが提供する1億7500万点のロイヤルティフリーライセンス取得済み写真
  • Adobe Stockマーケットプレイス機能を利用した高度な検索
  • 写真の背景の除去、ビデオのトリミングや結合、ビデオのGIF化、PDFの変換や書き出しが数クリックで完了する、Adobe Sensei搭載のクイックアクション 機能
  • 共有テンプレートや共有ブランド機能を使って、異なるチームによる制作作業でもブランディングの一貫性を維持
  • ContentCalの買収とアドビ製品への統合に伴い、SNS投稿のワークフローをシームレスに管理する機能を追加予定
  • Adobe Creative Cloudライブラリの統合

同社Creative Cloud担当エグゼクティブバイスプレジデント兼CPOであるスコット・ベルスキー氏は次のようにコメントしている。

誰もが伝えたいストーリーを持っており、誰もが自分のアイデアを表現できるようにするのが私たちの使命です。

何百万人もの人々がパーソナルまたはプロフェッショナルなブランドの構築に取り組む極めてユニークな時代に私たちは生きていますが、今回発表したシンプルなテンプレートベースのツールであるAdobe Creative Cloud Expressによって創造・共創・共有のプロセスが統合され、あらゆる人々が簡単に制作できるようになる可能性に興奮しています。

また、デジタルメディア事業部門担当エグゼクティブバイスプレジデント兼CBOであるデビッドワドワーニ氏は、

Adobe Creative CloudとAdobe Creative Cloud Expressの両方を提供することで、あらゆるタイプのクリエイターの要求に応え、クリエイターエコノミーを活性化させます。

Adobe Creative Cloud Expressは、初心者クリエイターをアドビのユーザーコミュニティに迎え入れるための、まったく新しい旅の始まりですが、既存のサブスクリプション加入者にも大きな付加価値を提供します。

と述べている。