株式会社エーディテクノは、Blustream社のオーディオプロセッサであるアナログオーディオディレイ「AD11AU」と、HDMIオーディオダウンミキサー「HD12DB」を12月23日から発売開始した。 各価格は以下の通り。
- アナログオーディオディレイ「AD11AU」:想定小売価格 税込16,500円
- HDMIオーディオダウンミキサー「HD12DB」:想定小売価格 税込54,780円
AD11AU
同製品は、AVシステムで音声信号と映像信号を分離した際に発生する映像の遅延に合わせて、音声信号を設定した間隔で遅延出力するほか、音量調整できるアナログ音声遅延器。
70×73×25mmで145gと小型軽量で、入出力にはアナログステレオRCA(L/R)が、それぞれひとつずつ備えている。
音声遅延は最大1秒まで15段階で調整可能。 長い伝送距離や、複数のスピーカーを異なる距離に設置した場合などの映像・音声がずれる環境で活用できるとしている。 また、-75dB~0dBまで15段階の音量調整機能も組み込まれている。
HD12DB
同製品は、2chと5.1chオーディオシステムが混在するマルチルームシステム環境の構築にて、4KビデオとDolbyやDTSオーディオソースを接続機器に合わせて変換・ダウンミックス処理できるデジタルプロセッサ。
3つのHDMI端子を有しており、それぞれ最大4K60 4:4:4(18Gbps)まで入力可能なHDMI端子1系統に、ダウンミックス処理を加え任意のフォーマットにスケーリング変換できるHDMI端子(HDMI出力2)と、HDMI入力信号をバイパス出力するHDMI端子(HDMI出力1)となっている。HDMI入力信号の2分配出力が可能。
また、HDMIに重畳されたオーディオソースをダウンミックス処理後にディエンベデッドして音声出力する光デジタルTOSLINK(S/PDIF)端子とアナログステレオ(L/R)出力端子を各1系統搭載している。
さらにソース機器とシンク機器間で使用するEDID(拡張ディスプレイ識別データ)を保存するEDIDエミュレーション機能も装備。 HDMIシンク機器からコピーしたEDID、または同製品にプリセットされたEDIDを選択しソース機器に送ることで、ソース機器とシンク機器間のハンドシェイクエラーに起因する事象を回避できるとしている。
両製品は、サラウンド対応機器や、レガシーオーディオ機器とデジタルAV機器間の接続、ダウンミックス、オフィスや教室の新旧音響設備改修、小規模イベント会場、ホームシアターなどに適しているという。