ローランド株式会社は、照明演出システム「VC-1-DMX」を発表した。4月発売予定。希望小売価格はオープン、市場想定売価は税込70,000円前後。
同製品は、映像や音声を入力すると映像信号/音声信号と同期したDMX信号を出力し、ダイナミックな照明効果を自動生成する。
HDMI入力からのデジタルの映像・音声信号に加えて、RCA端子のAudio入力からアナログの音声信号にも対応。 HDMIから入力された映像信号から色や明るさなどの情報を、内部に搭載されたAudio Analyzerにより、音声信号からビート、テンポ、音量などの情報を抽出。独自の技術によって瞬時にDMX信号に変換する。 また、HDMI出力を装備しており、既存システムへの組み込みも可能となっている。
ハードウェアのMIDIコントローラーを接続すると、MIDIのコントロール・チェンジ情報を使い、照明全体の調光や、ムービングライトのチルト、パンなど、様々なDMXパラメータをMIDIコントローラー側から制御できるという。 USB MIDIにも対応。照明コントロール・ソフトウェアや音楽制作ソフトウェアから、DMX機器をコントロールできる。
macOS / Windows用の専用ソフトウェアを使用することで、既存のDMX対応照明機器に合わせて、VC-1-DMXをカスタマイズできるほか、個々の照明機器に合わせて、映像や音声からの解析情報や、MIDIコントロールなどを512のDMXチャネルに割り当てられる。