キヤノンのグループ会社のキヤノンUSAは、HITRECORD社と共同プロジェクト「Writer’s Room」を発表した。2022年1月5日から7日までラスベガスで開催されるデジタル見本市「CES 2022」において、CES 2022来場者を交えてHITRECORD社が短編アニメーションを企画し、後日、企画した作品をオンライン公開する。
HITRECORD社は、世界150万人以上のクリエイターがオンラインで集い、本・音楽・短編動画など の作品を共同制作するプラットフォーム「hitrecord.org」を運営するコンテンツプロダクション。俳優として知られるジョセフ・ゴードン・レヴィット氏が創業し、Apple TV+の新作アニメシリーズ「ウルフボーイとなんでも工場(原題:Wolfboy and Everything Factory)」などの制作を手掛けている。
具体的には、カルフォルニア州ロサンゼルスにあるHITRECORD社オフィスとネバダ州ラスベガスで開催される「CES 2022」会場内のキヤノンUSAブースを「AMLOS」で接続し、クリエイティブコラボレーションセッションを実施。会期3日間に渡り開催されるセッションでは、ジョセフ・ゴードン・レヴィット氏、脚本家のエドワード・ジェシー氏、イラストレーターのトフ・マフゼリー氏の3名とともに、CES参加者が「AMLOS」を通じて、アニメーションのコンセプト企画、キャラクター造形、ストーリーボードや絵コンテの制作といった短編アニメーションの一部を共同制作することができるという。
またオンラインでも、会場の「AMLOS」の画面を見てチャットを用いて共同制作に参加することが可能。なお、会期中に企画した短編アニメーションは、CES閉幕後にHITRECORD社で実際に制作を行い、数週間後にオンラインで公開する予定としている。
HITRECORD社のジョセフ・ゴードン・レヴィット氏は次のようにコメントしている。
クリエイティブなコラボレーションを実現することをミッションに設立した HITRECORD 社は、共創プロセスが 容易になる新しい技術を常に歓迎しています。そのため、共同プロジェクト「Writers’ Room」で「AMLOS」を 試せることが待ち遠しく、前例のない取り組みに興奮しています。