Blackmagic Design導入事例:富山・神成株式会社AVC事業部の配信事業の場合

Blackmagic Designによると、富山県に拠点を置く神成株式会社AVC事業部(Audio Visual and Communication)が、ATEMスイッチャーや新しいBlackmagic Studio Camera 4K ProおよびBlackmagic Studio Camera 4K Plusを含む、数多くのBlackmagic製品を使ったワークフローを配信事業に使用しているという。

同社は、防災設備工事事業からスタートし、現在は電気・通信設備工事事業およびAVC事業を手がける。 AVC事業部では、セミナーやイベント、eSportsや音楽ライブなど、年間400件を超える様々なジャンルの配信・動画制作を行う。ネットワーク・電源周りのインフラ構築も一括で請け負えることが強み。同社の配信スタジオでは、富山県主催のオンラインイベントなどにも活用されているという。 都内の大規模イベント制作にも数多く携わっており、2020年開催「広瀬香美ライブ『Winter Tour 2020 "SING"』」の配信なども手がけた。

Blackmagic Design導入事例:富山・神成株式会社AVC事業部の配信事業の場合

同社ではAVC事業部設立当初から、Blackmagic Designのワークフローをフル活用しており、 ATEM Constellation 8K、ATEM Mini Extreme ISO、ATEM Mini Pro、Web Presenter 4K、ATEM 1M/E Advanced Panel、Video Assist 7" 12G HDR、HyperDeck Studio HD Plusや各種コンバーターなどが多くの現場で使用されている。 また、Blackmagic Studio Camera 4K ProやBlackmagic Studio Camera 4K Plusといった新しい製品も導入している。

同事業部の部長で機材選定も行う泉悠斗氏は、次のようにコメントしている。

泉氏:私自身は、高校の放送部で、ATEMスイッチャーを使っていたのでBlackmagic歴は長いです。ATEMスイッチャーは複数あって、仕事の内容で使い分けていますが、入力数が多い事とSuperSourceが2系統使えるため、Constellation 8Kを使うことが多いですね。

新しいBlackmagic Studio Camera 4K Plus、Blackmagic Studio Camera 4K ProおよびHyperDeck Studio HD Plusを初めて使用したのは、9月に行われた富山県主催の子ども向けオンラインイベントだという。

Blackmagic Design導入事例:富山・神成株式会社AVC事業部の配信事業の場合

泉氏:弊社のスタジオに登壇者の方々がきてライブ配信するというスタイルで、Studio Cameraは4K Plusを2台、4K Proを1台使用しました。それらカメラからの映像をATEM Constellation 8Kで背景のグラフィックスとクロマキー合成をしました。接続部分以外は機能差がないので、2機種を混ぜても違和感なく使えます。クロマキーも綺麗に抜けて、ボケ味も綺麗でしたね。LCDスクリーンは以前のStudio Cameraより小さくなったことで、大きすぎずちょうど良いサイズ感です。スクリーンの両サイドに配置された物理コントロールもアクセスしやすくて使いやすいですね。

HyperDeck Studio HD Plusは収録用とインサート映像出し用に2台使用された。収録用にはVideo Assist 12G HDRも使用したという。

泉氏:HyperDeck Studio HD Plusは高圧縮のMP4で収録できるので、すぐにファイルをお渡しする場合にはHyperDeck、編集などで高画質を求める場合はVideo Assist、といった使い分けができるようになりました。

配信機材をBlackmagic製品で揃えることで非常に運用しやすくなっています。ATEM Software Controlが使えるので、カメラマン不在の固定カメラもスイッチャー側でフォーカスなどの調整ができるので、少人数で配信をする場合は特にメリットがあると感じます。Blackmagic製品はコントロールソフトなどのGUIがわかりやすいので、新人のスタッフでもすぐに使いこなせるようになるところがいいですね。

Blackmagic Design導入事例:富山・神成株式会社AVC事業部の配信事業の場合