Matterport「Axis」発表メイン画像

Matterport, Inc.は、スマートフォンを装着してあらゆる物理的空間の3Dデジタルツインを高速、高精度、かつ一貫性を保ってキャプチャーできるモーター駆動式の自動回転雲台「Matterport Axis」を発表した。発売は今春の予定している。

ハンズフリーで使いやすく、ボタンをクリックするだけで、高忠実度のデータが生成される。住宅、オフィス、ホテル、民泊、店舗、工場まで、携帯しているスマートフォンで3Dキャプチャーを実現可能。Matterport Axisを使用することで、企業やユーザーは、物理的な製品からデジタル空間上にコピーして再現するデジタルツインを複数の場所で同時に、低コストでキャプチャーする取組みを拡大することが可能になるという。

また、複数の拠点から作業を行う関係者やユーザーは、スマートフォンから信頼性の高い一貫したデータを取得でき、Matterport Axisはあらゆる場所のスキャンでも同一レベルの精度の結果を得ることができるとしている。

Matterport「Axis」発表説明画像

不動産営業担当者、プロパティーマネージャー、民泊オーナー・管理業者は、Matterport Axisのハンズフリーの3Dキャプチャーを使って、より迅速かつ簡単にデジタルツインを低コストで作成でき、1時間以内でリアル感のあるバーチャル内見ツアーをオンラインで公開できるという。

建設業者・工務店や損害保険鑑定人は、スマートフォンとMatterport Axisを現場に展開し、施工や鑑定などの業務のすべての工程をデジタルツインとして記録および共有が可能。世界中のどこからでも、施工業者や建築関係者との遠隔検査、監視、および管理などを行うことができるようになるとしている。

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MatterportのCTO(最高技術責任者)であるJapjit Tulsi氏は次のようにコメントしている。

Matterportは、あらゆる空間をより価値あるものにし、アクセス可能にすることを使命としています。Matterport Axisで、お客様が建物空間や物件をオンライン化し、いつでもどこからでも管理できるよう支援できることに大きな喜びを感じます。私たちは、Matterport Captureアプリを何十億以上のAndroidとiOSのユーザーに提供することで、3Dキャプチャーを誰でも使えるものにしました。

Matterport Axisと組み合わせることで、個人や中小企業から大企業まで、低コストで迅速かつ確実に建物や物件のデジタル化を進展させることを可能にしました。