ソニーピーシーエル株式会社(以下:ソニーPCL)、株式会社スタジオブロスおよび株式会社モデリングブロスは、B2B市場におけるリアルタイムCG制作技術を用いたコンテンツ制作ビジネスのさらなる拡大を目的とし、ソニーPCLによるスタジオブロスおよびモデリングブロスに対する追加出資を実施することに合意した。
2020年2月の3社による協業合意後、コンテンツ制作およびビジュアライゼーション分野での新たなリアルタイム・インタラクティブサービスの創出活動を進めてきたという。
主な実績として、2020年4月から大型LEDウォールを使用したIn-Camera VFXによるバーチャルプロダクション手法の研究開発に取り組み、映画、CM、ミュージックビデオ制作で数多くの実績を重ね、新たな映像表現や実践的な制作ワークフローを追求した。
また、2021年7月に開催された"Sony presents DinoScience 恐竜科学博~ララミディア大陸の恐竜物語~ 2021@YOKOHAMA"の白亜紀体験シアターで上映された超高精細・フルCG大型映像コンテンツ制作や、高精細な3DCG映像を裸眼で見られるソニーの空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)「ELF-SR1」を使用して展示された恐竜の3DCGモデル制作も実績として挙げている。
今回、ソニーPCLより2社に対する追加出資を実施することで、3社間での制作体制をさらに強化し、顧客ニーズに沿ったサービス提供をより加速することを可能にするとしている。なお、この追加出資により、スタジオブロスはソニーPCLの完全子会社となるという。
ソニーPCL、スタジオブロス、モデリングブロスの3社は、今後も各社の知見と強みを融合させ、イベント、体験型施設での活用を含む新規映像事業やXRといった幅広い事業において、実写からCGまで最高レベルのコンテンツ制作を実現できる国内の映像ソリューショングループとして、映像制作者やクリエイターの思いを形にするための高品質かつリアリティのある映像制作サービスを提供していくとしている。