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株式会社ニコンの子会社、株式会社ニコンイメージングジャパンは、2021年12月14日に開発発表を行った、「ニコン Zマウント」を採用したフルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ対応の超望遠単焦点レンズ「NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S」を2022年4月22日に発売する(4月8日10時から予約販売受付開始)。希望小売価格は税込973,500円。

NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sは、NIKKOR Zレンズ最長となる焦点距離800mmまで拡大。PF(Phase Fresnel:位相フレネル)レンズを NIKKOR Z レンズで初めて採用し、「AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR」と比較して、約48%の軽量化、全長約16%の小型化を実現した。

また、NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sは、「S-Line」に属し、PFレンズに加え、EDレンズ、SRレンズの採用により色にじみを抑え、遠くにいる野鳥の繊細な羽毛まで克明に表現できるという。

加えて、ナノクリスタルコートの採用、PFレンズの形状とレンズ配置の最適化により、ゴーストの発生を抑制し、クリアな描写を実現。さらにレンズの重心位置を従来よりもボディー側に寄せた設計は、レンズの重みを感じにくいため、流し撮り時でもレンズをコントロールしやすく、飛行機のような動体撮影にも最適だとしている。

主な仕様

マウント ニコン Zマウント
焦点距離 800mm
最大口径比 1:6.3
レンズ構成 14群22枚(EDレンズ3枚、SRレンズ1枚、PFレンズ1枚、ナノクリスタルコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コートあり)
画角 3°10′(撮像範囲 FX)
2°00′(撮像範囲 DX)
寸法 約140mm(最大径)×385mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
質量 約2385g