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キヤノンは、映像制作用4Kリモートカメラ「CR-N500」および「CR-N300」向けファームウェアを2022年8月上旬に無償提供する。SRTプロトコルとFreeDプロトコルに対応することで、製品の活用の幅を拡大し、多様な映像制作ニーズに応えるとしている。

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ファームウエアの対象となるCR-N500

SRTプロトコルは、映像のストリーミング配信や放送ライブ中継において広く採用されている映像伝送プロトコル。「Secure Reliable Transport」の略で、「Secure:映像データを暗号化する高いセキュリティー性」「Reliable:パケットロスの再送・リカバリーの仕組みによる信頼性と安定性を確保した確実な映像伝送」「Transport:ネットワーク状態のモニタリングと柔軟で適応性の高いバッファ管理システムにより、ビットレートが不安定な環境でも低遅延で高品質な映像を安定的に配信」の3点を主な特長とする。対応機器、クラウドサービス等との連携による映像配信の効率化を実現するとしている。

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ファームウエアの対象となるCR-N300

また、VR/AR映像の制作時に用いるバーチャルスタジオソフトにおいて広く採用されているFreeDプロトコルに対応することでCR-N500およびCR-N300がバーチャルプロダクション用途においても手軽に活用できるようになり、撮影カメラのパン、チルトを含む撮影情報をもとに高品質なVR/AR映像制作を可能にするという。