パナソニック コネクト株式会社は、4Kインテグレーテッドカメラ「AW-UE4WGN/KGN」がZoomの認証を取得したことを発表した。
コロナ禍が続く中、DXが加速しており、コミュニケーションはオンラインとオフラインを併用するハイブリッド型の手法が今後も求められる状況となっている。しかし、映像機器や通信の問題により、参加者の表情が見にくかったり、臨場感を欠いてしまったりと、参加意欲や満足度の低下を起こしてしまう課題があった。より質の高い映像コミュニケーションを実現することは、オンラインの会議や授業を行うオフィスや教育の現場においてもニーズが高まってきている。
その中で、プロ仕様の映像技術を持つ4KインテグレーテッドカメラAW-UE4WGN/KGNがZoom認証を取得、アプリケーションと組み合わせて、簡単に快適な映像コミュニケーションを実現できるようになったという。
AW-UE4WGN/KGNは、60年以上のプロ用放送機器開発の技術力を生かした美しい映像撮影技術と、その技術を映像コミュニケーションに生かす機能を兼ね備えたリモートカメラだという。
最低4lxの低照度環境でも撮影可能な1/2.5型MOSセンサーを搭載し、最大4倍のデジタルズームとデジタルパン・チルトで、発言者や特定の資料を見やすくすることが可能となった。放送機器も取り扱うパナソニックならではの高精細な映像表現で、参加者の表情を取り逃さないとしている。
また、新しいモード(Priority Mode:USB[Video Conference])の追加により、Zoomと併せて使う際に、適切な状態にリモートカメラを自動で調整する。映像コミュニケーションに適した、水平画角111°の超広角レンズを搭載で、小~中規模の会議室や教室ならば全体を映すことができ、そこにいる参加者全員の顔を撮影可能だという。
ステレオマイクロフォンマイクが内蔵されているため、マイクなしでもクリアな音質での会議が実現でき、天吊り設置もできる。部屋や環境に合わせた導入が可能。無償ソフトウェア「バーチャルUSBドライバー」を使用すればUSBケーブルが届かないような場所でもLANケーブルを使用することで設置が可能だという。
さらに、今回Zoom Rooms認定ハードウェアとなったことで、マイクやディスプレイなどの他のZoom Rooms認定ハードウェアと組み合わせて、よりシームレスなオンライン会議環境を提供できるようになったとしている。
3840×2160/30pの4K映像出力をはじめとする、様々な出力フォーマットに対応。PoE給電対応に加え、PCからUSBケーブル経由で給電が可能だという。本機にACアダプターを接続せず運用することができ、映像伝送、カメラコントロール、ケーブル1本で電源供給を実現する。
YouTube Live やFacebook Live など、ライブ配信サービスへ直接映像をアップロードできるRTMP/RTMPSに対応。カメラ本体からライブ配信サービスへ直接映像をアップロードし、ダイレクトにストリーミング配信することが可能だという。