ソニーは、南カリフォルニア大学(以下:USC)映画芸術学部と、映画教育の未来を共創するパートナーシップ契約を締結した。USCとの協業を通じて、ソニーは次世代の映像制作者やクリエイターを支援しながら、新しい映像表現や体験など未来のエンターテインメントの創造をサポートしていくという。
同パートナーシップの締結により、USCの映画芸術学部のコースの中で、デジタルシネマカメラのフラッグシップ機「VENICE 2」に加え、「FX9」や「FX6」などのCinema Lineカメラ、フルサイズミラーレス一眼カメラαシリーズなど多彩な撮影機材の使用を始めるという。さらにプロオーディオ、高性能なCrystal LED ディスプレイ、クラウドサービスなどの各種機器やサービスも利用できるようになるとしている。
また、USCでは、バーチャルプロダクションのカリキュラム設定を目的に、ソニーのCrystal LED Bシリーズを2022年夏に新たに設置。同社とUSCは協力して、2022年秋よりバーチャルプロダクションにおいて高いレベルの教育を学生に提供することにしている。同社は、製品・設備の導入や設置のサポートを行うとともに、教育に関する協力も行う。同パートナーシップを通じて、次世代のクリエイターの教育支援を行うために、200万ドル(USD)を寄付したという。
南カリフォルニア大学 映画芸術学部学部長のエリザベス M.デイリー氏は次のようにコメントしている。
ソニーの製品は、アイデアを沸き立たせ、創造性を刺激し、映画教育の未来に繋がる最先端技術を結集しています。USCの学生は次世代の映画・映像業界を牽引するリーダーたちです。本パートナーシップの締結により、創造的なアイデアが多く生まれるとともに、最先端の撮影機材は次世代の映像制作に欠かせないものになると信じています。
また、ソニー・エレクトロニクス イメージングプロダクツ&ソリューションズ プレジデントのテレサアレッソ氏は以下のようにコメントしている。
ソニーは、USC映画芸術学部とのパートナーシップにより、未来のエンターテインメントを創造する一翼を担えることをうれしく思います。本パートナーシップを通じて、次世代の映画製作者やクリエイターの創造性を高め、彼らの作品が、将来の映画産業をリードすることを期待しています。