ライカカメラジャパン株式会社は、藤原ヒロシ氏が主宰を務めるfragment design(フラグメント)とのコラボレーションによる2つの特別限定モデル「ライカM10モノクローム"fragment Edition"」「ライカQ2モノクローム"fragment Edition"」を発表した。オープンから5周年を迎えるライカGINZA SIXにて2022年5月末より各モデル20台の数量限定にて発売予定。
ライカ愛好家としても知られ、自身でも多くのライカカメラを所有する藤原ヒロシ氏が今回のコラボレーションにあたり選んだのは、いずれもライカのモノクローム撮影専用モデルだ。ライカM10モノクロームは、モノクローム撮影専用レンジファインダー式デジタルカメラ。カラーフィルターを省いた4000万画素の高精細イメージセンサーにより、ディテールまで鮮明に、シャープに描写することができるという。コントラストと光という作画に欠かせない本質的な要素だけに的を絞ることで、モノクローム撮影を追求した一台だという。静音性に優れたシャッター、目立たず控えめな外観も大きな特長のひとつだ。マットブラックの本体正面には「Leica」の赤いロゴを配さず、シンプルなイメージにとどめているという。
ライカQ2モノクロームは、フルサイズコンパクトデジタルカメラとしては世界で初めてモノクローム撮影専用の撮像素子を搭載したモデルだ。高画素4700万画素の撮像素子に加えて、シャープな描写を可能にする固定式の大口径レンズ「ライカズミルックf1.7/28mm ASPH.」、高速・高精度のオートフォーカス、被写体を鮮明に映し出す有機EL電子ビューファインダーを搭載し、直感的な操作性や防塵・防滴に配慮したボディ設計により撮影環境や用途を問わず幅広いシーンで活躍するという。
デザインはライカM10モノクローム同様、本体カラーにはマットなブラックを採用し、落ち着いた印象で統一された操作部の文字や数字、「Leica」の赤いロゴを排した本体正面の佇まいは「モノクローム」というコンセプトを強調している。
今回の各コラボレーションモデル"fragment Edition"では、外装には通常のレザーに代わり特別なカウハイドレザーが用いられ、fragmentのロゴが控えめな存在感を放ちつつ、洗練されたミニマルな外観に仕上がっているという。また、トップカバーにはfragmentのロゴと文字が刻印されている。
藤原ヒロシ氏は今回のコラボレーションについて、次のようにコメントしている。
今回ライカからお声がけいただいて、とても光栄であり嬉しかったです。ライカのモノクローム専用機ってとても贅沢な存在だと思いますね。黒を基調にしたデザインは、試行錯誤の末、結局自分でずっと使うことを考えてたどり着いたものです。レザーの感触も手に取るとその違いがわかると思います。また、自身のライカにはトップカバーにネームシールを貼っているのですが、そのスペースは空けてfragmentのロゴと文字を配置しました。