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パナソニック コネクト株式会社は、20,000lm/4K解像度の3チップDLPプロジェクター「PT-RQ25Kシリーズ」を2022年度第3四半期(10~12月)に発売する。希望小売価格はオープン(投写レンズは別売)。

PT-RQ25Kシリーズは、同社の3チップDLPプロジェクターならではの高い色再現性により、多彩なコンテンツの色味をより忠実に再現。DLP方式を採用しており、輝度・色の個体差を最小限に保つことができ、映像の均一性が求められる複数台演出にも最適だとしている。

また、2軸画素シフト技術「クワッドピクセルドライブ」による4K(3840×2400)解像度で奥行き感のある映像を実現。さらに、レーザーの明暗制御を活かした「ダイナミックコントラスト」の緻密化でコントラスト表現も大きく進化させ、深みのある黒と明るさを両立。多種多様なコンテンツにおける臨場感の演出に貢献するとしている。

20,000lmの従来モデル(PT-RQ22KJ)に比べ、体積比で40%減、重量比で35%減のサイズダウンを実現。これまで3チップDLPプロジェクターを設置できなかった限られたスペースにも設置でき、さまざまな空間への調和を可能にする。

また、映像伝送の多様化を見据え、同社プロジェクターとして初となるIntel SDM(Smart Display Module)規格の拡張スロットを装備している。自社開発の12G-SDI端子ボード、DIGITAL LINK端子ボードやワイヤレス映像投写が可能なワイヤレスプレゼンテーションシステム受信ボードだけでなく、他社製のIntel SDM仕様ボードも装着でき、柔軟なシステム構築が可能。

独自の液冷システムと密閉光学設計により、フィルターレスでの20,000時間メンテナンスフリー運用が可能。「マルチレーザードライブエンジン」を採用しており、万が一レーザー素子の一部に不具合が生じても輝度低下を最小限に抑制するという。

また、ケーブル故障による信号トラブルが発生した場合も「バックアップ入力」機能で映像が瞬時に切り替わるため、ダウンタイムを回避しつつ投写を継続。映像の中断が許されない場面でも安定したパフォーマンスを実現する。同製品の概要は以下の通り。

  • 光出力:PT-RQ25KJ/PT-RZ24KJ:20,000lm、PT-RQ18KJ/PT-RZ17KJ:16,000lm
  • 解像度:PT-RQ25KJ/PT-RQ18KJ:4K(3840×2400)、PT-RZ24KJ/PT-RZ17KJ:WUXGA(1920×1200)
  • 外形寸法:横幅550mmx高さ220mmx奥行570mm(暫定)※脚最小時。レンズおよび突起物を除く)
  • 質量:約35kg(暫定)