ATOMOSは、CONNECTシリーズの第2弾となる「ZATO CONNECT」を発表した。ライブストリーミングや高画質ビデオ会議を誰でも利用可能とする、ATOMOSの新しい製品カテゴリーとなる。
ZATO CONNECTはコンパクトでありながら、HDMIとUSB UVCの入出力端子を搭載しており、様々な映像機器の出力をライブ配信やウェブカメラのソースとして使用可能。SuperAtom IPS 5インチ(1000nit)ディスプレイ、NP-FバッテリーまたはUSB-C PD電源が選択できる。
また、オーディオミキサーを搭載しており、3.5mmアナログ入力とHDMIおよびUSB UVCソースのエンベデッドオーディオを調整し、組み合わせることが可能。各チャンネルを独立して調整し、1つのステレオトラックにミックスして、ライブストリームやレコーディング、ビデオプレゼンテーションへの使用を可能とする。
HDMIおよびUSB UVCカメラやビデオソースをサポートし、Wi-Fi 5.0を搭載。ギガビットイーサネット(付属のUSB-Cアダプタ経由)、携帯電話のホットスポットに参加する機能を備えており、Facebook Live、Twitch、YouTubeなどのソーシャルサイトへのストリーミング配信や、高画質な映像の作成を可能とする。また、Microsoft Teams、Slack、Zoomなどの会議用ソフトウェアに、どこからでもアクセス可能だ。
AtomOS Liteソフトウェアにより、ZATO CONNECTのセットアップが簡単になった。オーバーレイエフェクト、画像ズーム、フレームガイドなどの主要ツールを搭載。ライブソースの組み合わせや録画コンテンツのライブ配信をサポートすることで、多くのクリエイティブなオプションが生まれ、様々なストリームやビデオプレゼンテーションに付加価値を与えるとしている。
なお、ZATO CONNECTは将来アップデートにより、ATOMOS Cloud Studioの追加サービスやNDI|HXのサポートが導入される予定。
ATOMOS Streamは、ATOMOSのネットワーク対応機器であれば、ライブ配信が可能なオールインワンソリューション。「ZATO CONNECT」、「ATOMOS CONNECT for NINJA V」、「NINJA V+」、「SHOGUN CONNECT」のいずれでも利用可能で、配信先プラットフォームへの接続やストリームの設定も簡単にできる。発売時、ATOMOS Streamは、Facebook Live、NINJA V+、SHOGUN CONNECTなど、単一のプラットフォームへ直接コンテンツを配信するための無料サポートを提供する。2022年後半には、ATOMOS Cloud Studioを利用し、複数のプラットフォームへの同時配信をサポートする「再ストリーミング」サービスのリリースを予定している。
ATOMOS Streamは、業界標準の暗号化技術により、転送されるすべてのデータを保護し、安全なストリームを実現する。また、この統合システムは、幅広いカメラに対応することで、柔軟性を与え、参入障壁も低減し、新たなベンチマークを確立する。ユーザーは、ハイエンドのデジタルシネマカメラ、ミラーレスまたはDLSRカメラ、iOSデバイスのいずれも選択することができる。
ATOMOS社のCEO、Trevor Elbourne氏は次のようにコメントしている。
Trevor Elbourne氏:ZATO CONNECTは、ATOMOSにとって特別なリリースです。HDMIとUSB UVCの両方のソースに対応し、組み合わせることができる初めてのオールインワンデバイスです。これにより、コンシューマー向けウェブカメラからUSB UVCまで、様々な新しいカテゴリーの機器に当社の技術を提供することができます。私たちの多くにとって、バーチャルミーティング、ウェビナー、オンラインプレゼンテーションは日常生活の一部となっています。そしてライブストリームや様々な革新的なコンテンツを制作している独立系クリエイターがいます。ZATO CONNECTは、すべての人に動画の付加価値を高める機会を提供します。