ZHIYUNは、ミラーレスカメラ用の新しいジンバル「WEEBILL 3」を発表した。
WEEBILL 3は、軽量で強靭な素材を使用し、人間工学に基づいた新デザインSLING 2.0を採用。SLING 2.0システムは、人間工学に基づいた3つのアップグレードが組み込まれている。「自立時に安定するように再構築されたL字型ハンドル」、「新しいリストレスト」、「位置が変更され伸縮可能となったスリンググリップ」により、腕にかかる重さを軽減し、手首を40%以上サポート。手首への負担を軽減することで、長時間の使用でも疲れを感じさせないという。また、スリンググリップをジンバルの下部に配置することで、ローアングルでの撮影時の安定性と手ぶれ防止に効果を発揮するという。
グリップには、親指ボタン、移動用のミニコントロールスティック、フィンガートリガーとホイールが付属し、撮影モードやアクションのパラメータ(カメラのパラ、軸の移動、フォーカスの追従など)に応じてカスタマイズ可能。
Hi-Fiマイクと1000ルーメンフィルライトが内蔵されており、セットアップから撮影まで素早く効率的に行えるとしている。これらの内蔵アクセサリーにより、撮影者は追加の配線やアクセサリーの重量を気にすることなく撮影可能。マイクは前方指向性、ノイズキャンセリング機能を備え、明るいフィルライトはシーンに合わせた色温度調整が可能だ。
同社は、WEEBILL 3の機能を拡張する「TransMount」アクセサリーのエコシステムを提供する。WEEBILL 3とTransMountイメージトランスミッター、「MasterEye Visual Controller VC100」を組み合わせることで、ディレクターはワイヤレス画像伝送による撮影状況の確認や、フォーカスやズームなどのパラメータ調整をリモートコントロールで対応できる。また、同社のフォローフォーカス/ズームユニットや「ZY Play App」などのアクセサリーも用意されている。
WEEBILL 3は、前バージョンに比べ内蔵バッテリーを7,800mAhにアップグレードし、最大21時間の使用可能となった。また、PD急速充電(2時間で0-100%)、付属カメラのパススルー充電(5V/1A)に対応し、ダウンタイムを最小限に抑えた耐久性を実現している。
同社の最新のクイックリリースシステムは、マグネットレンチが埋め込まれたデュアルクイックリリースプレートを搭載。カメラのバランス調整は一度だけで、その後はバランスを調整する必要がなく、簡単、迅速、便利に繰り返し取り付け、固定することができる。