Accsoonは、新しいリモートフォーカスシステム「F-C01」を発表した。コントローラー、モーター、コントローラーマウントアダプタ、モーターマウントアダプタ、15mmロッド、フォーカスギアリング、六角レンチ、ネジ、モーター電源ケーブル、DC-USB-Cケーブル、D-Tap-USB-Cケーブル、キャリングケースを含むパッケージで279ドル。
F-C01は、915MHzの超高周波で動作する、同社が独自に開発した画期的なFHSS(周波数ホッピングスペクトラム拡散)方式を採用。モーターとコントローラーは常時通信を行い、指定された周波数範囲内で1秒間に数百回の速度でチャンネルを一斉に切り替えでき、ハンドコントローラーとモーターの接続は非常に安定し、ユーザーに高い信頼性を与え、競合他社のシステムを上回る性能を実現したとしている。
小型・軽量でありながら、ほぼ無音で動作すること、オートキャリブレーションが容易であること、A/Bフォーカスポイントの設定が容易であることなど、小型カメラでも使用できる便利な機能を備えている。レンズモーターは高トルク設計で、大型のシネレンズや旧式の硬いマニュアルフォーカスレンズの使用にも対応する。また、F-C01はワイヤレスレシーバーをモーターに内蔵しており、コンパクトで効率的なシステムだとしている。
コントローラーは、一般に市販されているソニー製のリチウムイオン充電池「NP-FW50」を使用。ソニー製のミラーレス一眼カメラに搭載されている電池と同じタイプのため、バッテリーシステムを購入する必要がない。また、民生機にも多く採用されているため、世界中で入手可能で予備バッテリーや充電器も手軽に購入できる。また、同電池を保有していないユーザー向けに、NP-FW50タイプの電池2本とUSBチャージャーをセットにしたキットの販売も予定している(299ドル)。
F-C01のモーターは、5~16.8Vの広い電源範囲で動作可能で、USB電源、カメラジンバルアクセサリーポート、フルサイズの14.8Vカメラバッテリーブリックや他の電源ソリューションから動作させることが可能。DC-USB-Cケーブル、D-Tap-USB-Cケーブルの両方が付属しており、より頑丈で重いレンズの駆動に必要な追加電力を供給できる。
915MHzの信号は、遮蔽物がない状態で100m(350フィート)の範囲をカバーし、応答時間は10ms未満。モーターは最大トルク0.35Nmで、寒い冬の夜にも重いオールドレンズを制御することが可能。動作温度範囲は-10℃~+40℃。
F-C01の操作はシンプルで、システムのペアリングとキャリブレーションはボタンを押すだけで完了し、オンカメラレンズコントローラーとして使用する場合は、2つのユニットを直接配線することが可能。同製品のモーターは、対応カメラにケーブルを接続し、コントローラーのRec.ボタンから録画を開始するための端子を搭載している。また、別売りで専用のカメラケーブルも発売している。
F-C01のコントローラーは、ユーザーの手に馴染むように設計されている。また、付属のクイックリリースマウントプレートでモニター、ジンバル、ケージ、カメラなどの側面に取り付けて使用することも可能。コントローラーは79×73×55mm、重量は110gと軽量。また同製品のモーターは、直径15mmのカメラロッドに直接取り付けることができる。パッケージには、カメラケージに直接取り付けるための調整可能なロッドとマウンティングプレートソリューションも付属。コンパクトなモーターは53.5×104×32mmで、100gと軽量。