Mo-Sysは、新製品「StarTracker Mini」と「StarTracker Max」を発表した。StarTracker Miniは、同社の製品ラインナップを拡充し、新世代のバーチャルプロダクションのクリエイターへの市場の拡大を目指し、StarTracker Maxは同社のカメラトラッキング技術を改良し、ブロードキャストや映画などのプロフェッショナルな用途での利用を可能にするとしている。
StarTracker Max
StarTracker Maxは、従来の3倍以上の小型・軽量化を実現したコンパクト形状を採用。また、持ち運びに便利な着脱式プロセッサーを搭載し、Gen Lock Syncや120°の広角トラッキングが可能なため、現行のStarTrackerに比べ2倍のトラッキング精度を実現するという。
さらに、オートアライメント技術により、セットアップを簡素化し、精密なスタジオキャリブレーションを保証。迅速なスターマップの発見、新しいユーザーフレンドリーなインターフェース(iOSおよびAndroid)、シンプルなD-Tap電源入力により、全自動プロフェッショナルトラッキングの新しいスタンダードになるとしている。
また今回の発表に合わせ、同社は「StarTracker Max交換プログラム」も発表。2022年に現行のStarTrackerを注文済みのユーザーは同年6月27日より在庫がある限り、StarTracker Maxに無償で交換可能だ。
StarTracker Mini
StarTracker Miniは、天井高3.5m、床面積100m2までのスタジオスペースに特化して設計された。この新しい低価格トラッキングシステムは、現行のStarTrackerと同様、同社のレンズキャリブレーションシステムを使用している。
同社が英国で設計・製造した同製品は、スタジオ照明の影響を受けない堅牢な広角赤外線カメラを搭載。グリーンスクリーンや低価格LEDウォール、または強力なプロセッシングユニットを内蔵し、カメラ、ペデスタル、ジブ、ジンバルへの自由な取り付けが可能な全く新しいミニチュアデザインとなっている。
同社ではStarTracker Miniを購入したユーザーのビジネス成長に合わせてStarTracker Maxを下取りし、同社のトラッキング技術への投資を保護する交換プログラムも開始予定とのこと。
また、2022年6月27日より「StarTracker Mini優先アクセス登録」を開始し、登録者には在庫が確保でき次第順次連絡するという。さらに、登録者の中から抽選で、同製品のベータテスト・プログラムに招待するとしている。