テイラーイノベーションズ、カメラのみでライブ配信実現！4K対応ライブ配信専用機器「Blastreams」発売

株式会社テイラーイノベーションズは、カメラさえあれば他の機材は一切不要でライブ配信が可能になる、HDMI/SDI 4K入力対応のライブ配信専用機器「Blastreams（ブラストリームス）」を2022年7月に発売する。希望小売価格は税込499,800円。最大2160/30fpsの4Kライブ配信対応、本体単体での録画機能、同時ライブ配信機能などの新機能を搭載した。

Blastreamsは従来の配信に必要なケーブル回しや操作を可能な限り簡略化し、Blastreams1台とカメラさえあれば、すぐに配信可能。従来、配信を行う場合にはノートパソコンを利用するのが一般的だった。普段から使い慣れているパソコンを利用できるのはメリットではあるものの、一般的なノートパソコンでライブ配信を行う場合、USB接続が可能なWebカメラでなければ直接パソコンに接続できず、ビデオカメラやデジカメを利用する場合には、専用のキャプチャデバイスが必要となる。

Blastreamsは映像・音声入力インターフェースも備えており、カメラとLANケーブルを接続すればすぐにライブ配信が可能。PinPやワイプ、テロップなど様々なエフェクトを利用できる。

また、同製品は簡単・手軽に高品質な映像が撮れ、高品質で安定した配信ができる。アプリを使った配信は、ネットワークへの負荷や配信品質の自動最適化により、画質が安定しない場合がある。Blastreamsは、ビデオカメラやデジタルカメラ自動追尾可能なAIカメラなど、様々なカメラをダイレクトに接続可能だ。解像度は最大で4K（30fps）に対応。

同製品はすでに試験的に運用されており、2021年11月から渋谷にある大型ビジョン、渋谷愛ビジョンのライブ配信に使用されている。渋谷愛ビジョンでは、Blastreamsを使用し、24時間YouTubeで現地の様子を半年以上に渡ってライブ配信しているが、特に大きなトラブルもなく配信されているという。

また、プロユースにも応える高機能を備えており、SDIでの入力にも対応するほかOBSプラグインを使用することで、NDIを使用し、ネットワーク上のカメラ映像の取り込みも可能だ。

フロントパネルのボタンには「メカニカルスイッチ」を採用し、最大4チャンネルのシーン切り替え、PGM、PSTステータス表示が可能となっている。

サイズは約2kgとコンパクト。2.4ギガ帯、5ギガ帯、IEEE 802.11acに対応する。表示用DisplayPort 2口、イーサネットポート 2つを搭載し、外付けハードディスクに対応する。

YouTube、Facebook、Twitchはもちろん、RTMPなどのライブ配信サービスに対応。YouTubeはアカウント情報を入れるだけで簡単に設定が行える。サーバーと接続することで、専用のRTMP配信サーバーを構築可能。また、ローカル環境で映像を配信できるRTSP接続も利用可能。

オープンソースのライブ配信ツール「OBS Studio」を利用でき、初心者でも簡単に配信が可能だという。OBS Studioはビデオ録画と生放送用のオープンソースソフトウェア。映像や音声をキャプチャし、ミキシングやフィルター、シーンの切り替えといった操作を行いながら、様々な動画や音声サービスへ配信できるという。日本国内でも数多くのライブ配信者が利用しており、ツールの利用方法や各種TipsがWeb上で多数解説されているほか、初心者向けに分かりやすく説明した関連書籍なども販売されているという。

撮影・配信スペース「BLINK ROPPONGI」（Blink六本木4F）には、Blastreamsが試験導入、運用されており、実機の体験が可能だ。

Blastreamsの主な仕様