アップル、新型MacBook Air7月8日から注文受付開始。M2チップ搭載モデル

アップルは、M2チップ搭載の新型MacBook Airの注文受付を2022年7月8日(日本時間午後9時)に開始する。7月15日出荷開始予定。希望小売価格は税込164,800円〜、学生・教職員価格は税込150,800円〜。以前、7月に一部のApple Storeとアップル製品取扱店で販売開始としていたもの。

MacBook Air性能概要

アップル、新型MacBook Airを7月8日から注文受付開始。M2チップ搭載モデル

M2搭載MacBook Airは、さらにパワフルになった8コアCPUと最大10コアのGPUを搭載。100GB/sのユニファイドメモリ帯域幅を実現し、最大24GBの高速ユニファイドメモリに対応しているため、マルチタスクから魅力的な画像の作成まで、規模が大きく、複雑なワークロードも速くこなせるようになるという。

また、ハードウェアアクセラレーションによるエンコードとデコード向けに、次世代のメディアエンジンProResビデオエンジンも追加されたため、これまでより多くの4Kおよび8Kのビデオストリーム再生が可能だとしている。

Final Cut Proでの複雑なタイムライン編集のような負荷の高いワークロードは、前世代より約40%高速化。Photoshopのようなアプリケーションでのフィルタやエフェクトの適用は、これまでより最大20%高速化するという。

ディスプレイが大きくなり、パフォーマンスを向上させつつ、1日中使用できるバッテリー駆動時間と、最大18時間のビデオ再生を提供するとしている。

デザインとインアウト

アップル、新型MacBook Airを7月8日から注文受付開始。M2チップ搭載モデル

100%再生アルミニウムを使用したユニボディ筐体は高耐久性を実現。認定取得済みの再生スチールを使用した初めてのApple製品となる。薄さ11.3mm、重さ1.24kgで、体積は前世代より20%削減されたという。M2チップの電力効率により、ファンレス設計となっている。

馴染みのあるシルバーとスペースグレイに、ミッドナイトとスターライトの2色が加わった。MagSafeは、専用の充電ポートを提供し、接続中にMacBook Airを保護するという。

さまざまなアクセサリを接続できる2つのThunderboltポートと、ハイインピーダンスヘッドフォン対応の3.5mmオーディオジャックを装備しているほか、Magic Keyboardは、Touch ID搭載のフルハイトのファンクションキー配列や、感圧タッチトラックパッドを搭載しているという。

13.6inch Liquid Retinaディスプレイ

アップル、新型MacBook Airを7月8日から注文受付開始。M2チップ搭載モデル

前モデルより大きくなった13.6inchのLiquid Retinaディスプレイは、左右にだけでなく、上部もメニューバーのスペースを作るためカメラの周囲まで拡大した。500nitの輝度で、これまでより25%明るくなったという。また10億色を表現に対応しているため、写真や動画を鮮やかに表示している。

カメラとオーディオ

アップル、新型MacBook Airを7月8日から注文受付開始。M2チップ搭載モデル

1080p FaceTime HDカメラを搭載。解像度と明るさが足りない場所でのパフォーマンスが前世代の2倍になったという。M2チップの画像信号プロセッサの処理能力と相互作用し、ビデオ通話での表示が鮮明になるとしている。

オーディオとしては、4スピーカーサウンドシステムを実装。スピーカーとマイクをキーボードとディスプレイの間に組み込み、薄いデザインに収めた。

3マイクアレイは、ビームフォーミングアルゴリズムによりクリアな音声を捉え、スピーカーはステレオサウンドに対応している。Dolby Atmosによる音楽や映画のための没入感のある空間オーディオも楽しめるという。

2つのUSB-Cポートを備え、2つのデバイスを一度に充電できる35Wコンパクト電源アダプタに対応。MacBook Airでは初めて、オプションの67W USB-C電源アダプタを使用することで、30分で最大50%まで充電できる高速充電に対応したという。

MagSafe充電

アップル、新型MacBook Airを7月8日から注文受付開始。M2チップ搭載モデル

MagSafeを採用しているため、2つのThunderboltポートは、他のアクセサリを接続するために使用できるようになった。

macOS Monterey

macOS Montereyを搭載した今回のMacBook Airは、MacとiPadの間で簡単かつシームレスに作業できるようにする連係機能ツールを備えているという。

FaceTimeは、通話をより自然に、実際に近いものにするポートレートモードと空間オーディオを備えているほか、SharePlayを使うとMacユーザーはFaceTime経由で体験を共有できるという。「テキスト認識表示」と「画像を調べる」は、知能機能を使って役立つ情報を表示。Safariはタブグループによるパワフルなタブ整理を備え、ショートカットによってMacで簡単に自動化できるとしている。

今秋に登場予定のmacOS Venturaは、M2を最大限に活用し、ステージマネージャや、FaceTimeでの連係カメラやHandoffによる新機能を活用できるようになる予定。