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Blackmagic Designによると、ノキアンタイヤの新しい世界的CMの撮影において、高速で動く自動車の中、周辺、さらには車体の下を撮影するために、Blackmagic URSA Mini Pro 12Kを含む様々なBlackmagic Designカメラが使用されたという。

「Alive」と題された同CMは、Blackmagic Designのカメラを装着した自動車が砂丘、泥道、雪道を疾走する様子を撮影することで、同社のタイヤがあらゆる環境で極限かつ要求の高い走行に対応することを強調している。撮影監督のサム・サージェント氏は次のようにコメントしている。

サージェント氏:ユタ州の様々な場所で撮影しましたが、それぞれ大きく異なる独特で難しい環境でした。粘土質でオフロードモータースポーツに使用されるスイングアームシティから、吹雪の中のユインタ・ナショナル・フォレストおよびユインタ山地、土や砂丘を撮影したボンネビル塩湖およびノールズ・リクリエーション・エリアまで出向き、あらゆるものを撮影しました。

過酷な条件だったため、撮影方法の限界を広げる必要がありました。私たちはカメラに頼りました。Blackmagicのカメラは、極寒の地、埃や風のひどい環境、雪、土、泥の中、車の上、中、下でも動作してくれましたね。

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アクションを撮影するために、サージェント氏は追跡車に搭載したBlackmagic URSA Mini Pro 12KをAカメラとして使用した。Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K ProおよびBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kデジタルフィルムカメラでは、メインの車両内を撮影したほか、外側にリグ付けしてタイヤから上、さらにタイヤの高さで撮影した。アシュトン・スターリング・ビンガム監督は次のようにコメントしている。

ビンガム監督:アシュトン・スターリング・ビンガム監督:車を使用する撮影では、多くの場合、1台の車両またはタイヤ1セットに集中して各要素を撮影します。カメラの前に2台の車がある状況では、複数のアングルから同時に撮影して時間を節約する必要がありました。Blackmagic Designの機器を使用することでこの課題をクリアできました。

Blackmagic Designのカメラは画期的で、各カメラを事前にリグ組みできたので、移動が非常にスムーズでした。ポスプロで映像をミックスして合わせるのも非常に簡単だと分かっていたので、安心でした。

Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K ProおよびBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kはコンパクトなデザインで、サージェント氏は車両内の狭い環境、タイヤの横、車両の下でも簡単に操作できたため、画質に妥協する必要はなかった。しかし、サージェント氏が撮影において最も重要だったと評価するのはBlackmagic RAWだ。

サージェント氏:Blackmagic RAWと12Kセンサーに感銘を受けました。お互いを活かし合う設計ですね。Blackmagic URSA Mini Pro 12Kのセンサーは使うことが喜びであり、赤、緑、青を同じ量で使用することで驚きの色忠実度が得られ、非常に自然なイメージを収録できました。

Blackmagic RAWでは、RAWの利点を得られるにも関わらず、ポスプロで巨大な処理能力が必要になったり、メディア用のストレージ容量が一杯になったりすることがありません。驚くほど効率的で、優れた特色があり、ポスポロでも思いのままの処理が可能でした。Blackmagic RAWの素晴らしさに確信があったからこそ、撮影で少し無理をすることができました。

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Blackmagic RAWワークフローはポスプロでも継続され、カラリストのケイハン・ベイガン氏は、編集、グレーディング、VFX、オーディオポストプロダクション用ソフトウェアのDaVinci Resolve StudioおよびDaVinci Resolve Mini Panelを使用して、コラボレーション機能を活用し、カリフォルニア州ロサンゼルスの彼自身と、ユタ州ビンガムのサージェント氏によるライブグレーディングセッションを円滑に進めた。さらに、ベイガン氏はDaVinci Resolve StudioのFusionページで美容補正や2D VFXのクリーンアップを行い、Fairlightページで音声と映像を正確に同期させて、マスターファイルを完成させた。

ベイガン氏:DaVinci Resolve Studioは、カラー、編集、VFXの機能が完璧に融合しています。クリーンアップ、コンフォーム、VFXのロトスコーピングから、カラーおよび仕上げまで、ワークフローの各段階を通して、様々なパラメーターを組み合わせて自由度を高めることができました。編集では、プロジェクトを容易にオンラインにしてコンフォームし、バーンインやフラッシュなどの編集エフェクトをそれぞれ適切な合成モードで作成できました。

はじめに様々なLUTを試したあと、ワーパー、Logコントロール、いくつかのResolveFXを使用して、数分でルックを構築して固定できたので、技術的な面ではなくクリエイティブな面に専念できました。このプロジェクトはリモートでライブグレーディングしましたが、Resolveは汎用性が高いので、時間の多くを一貫性や問題の修正ではなく、グレーディングに費やすことができましたね。

ビンガム氏:素晴らしい機器は素晴らしいストーリーテリングを可能にします。監督として、私は全精神的エネルギーを被写体に注ぎたいと考えています。最高のツールとは、それらのことを考えずに済むツールです。手の操作ではなく、レンズの先に集中できるからです。Blackmagic DesignカメラとDaVinci Resolve Studioはそれを叶えてくれました。

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