Cine Gear Expoは、ジョージア州アトランタのTrilith Studiosで、2022年10月7日~8日に業界で最も有名なアメリカ南部の産業イベント「CineGear Atlanta」を再び開催することを正式に決定した。ハリウッドと南部のホスピタリティが融合したCine Gear Expoへの参加登録は無料。
Cine Gear Expoは、「CineGear LA」の「Technical Achievement Award 2022」の受賞者も発表した。Cine Gearの専門家審査員チームは、複数の業界分野を代表し、2022年6月にロサンゼルスで開催された「Cine Gear Expo 2022」に出展された各製品を審査。数週間にわたる徹底的な審議の結果、12の製品カテゴリーにおいて価値ある新しい映画用機材を選出した。
カメラテクノロジー部門は、ソニーのラージセンサーカメラ「VENICE 2」が受賞した。カメラアクセサリー部門は、Moonlighting Industries(デザイナー:Miko Lazic氏、Henrik Lander氏、Oscar Thörn氏、Jonas Nockert氏、Andreas Persson氏、Andreas Wallberg氏、Mathias Farnebo氏、Örjan Söderberg氏、Lars-Olof Berg氏、Michel Cardoso Teixeira氏)のレンジファインダー「Moon Smart Focus」が受賞した。
競争の激しい光学部品部門では、Arnaud Esbelin氏によって設計されたAngénieuxの統合光学パレット(IOP)「Optimo Prime」が受賞。入選は、ZEISSの「Supreme Prime Radiance」。
サポートテクノロジー部門ではTiltaのポータブルカメラクレーンシステム「Hydra-Arm Mini」が受賞、Motorized Precision(デザイナー:Sean Brown氏、Brian Davidson氏)のモーションコントロールロボティクスツール「MP AR」が入選した。照明技術部門では、Velvet USAのLEDサイクロラマライト「CYC 6」とRuPixelsのインタラクティブ照明「RuFlex System」 (デザイナー: Michael Kelly氏)がデッドヒートを繰り広げた。
ポストプロダクションテクノロジー部門は、Blackmagic Designの「DaVinci Resolve 18」が受賞。サウンドテクノロジー部門は、Diety Microphonesの「TC-SL1 Wireless Timecode Slate」(デザイナー:Andrew Jones氏)が受賞した。
その他のテクノロジー部門は2社が受賞。SmallHDは、4K HDRプロダクションモニター「Vision 24」「Vision 17」で受賞した。また、Filmmaking Research Lab(デザイナー:全米撮影監督協会Lawrence Sher氏、Alon Ziv氏、 Bodhi Oser氏、 Ethan Young氏)は、映画制作研究サイト「ShotDeck」で受賞している。
Cine Gear 2022のTechnical Achievement Awardの審査員には、Jeff Siljenberg氏、Joe Lewis氏、Joshua Pines氏、Lawrence Sher氏(全米撮影監督協会)Sarah Priestnall氏、Ted Hayash氏、Peter Santoro氏が名を連ねている。