Blackmagic Design導入事例：ライブストリーミング会社「Event Stream Team」の場合

Blackmagic Designによると、ライブストリーミングの会社であるEvent Stream TeamがBlackmagic Designのワークフローを採用したライブストリーミングキットを使い、新たなサービス群を構築したという。Event Stream Teamは、120以上のアクティブなクライアントを抱えており、多様なクライアントのニーズに応えるために、最近複数のBlackmagic Designの新製品を導入した。

メリーランド州ボルチモアに本社を構える同社は、ジミー・リード氏が運営するファミリービジネスで、リード氏は同社の最高技術責任者も務めている。非営利団体や美術館、政府機関、州政府など幅広いクライアントを持っており、東海岸で信頼される制作会社のひとつであり、このフレキシブルなキットにより、クライアントからの様々なニーズに対応可能だ。同社のプロダクションキットの要は、ATEM 2 M/E Constellation HDライブプロダクションスイッチャーだ。

Event Stream Teamは最近、ボルチモア群で行われた法廷審問の4時間に渡るライブストリーミングにATEM 2 M/E Constellation HDを使用し、さらに、Blackmagic Zoom DemandとBlackmagic Focus Demandを取り付けた2台のBlackmagic Studio Camera 4K Proと、3台のATEM Studio Converterも一緒に使用した。リード氏のセットアップには、法廷という場所を考慮して静音性が求められた一方、シャープでクリアなオーディオとビデオを配信する必要があったという。

また、メリーランド州アナポリスのバネーカー・ダグラス博物館が保存・展示しているウィリアム・アーサー・スミス氏の絵画「Andrew Ellicott and Benjamin Banneker Surveying the Boundaries of Washington,DC（ワシントンDCの境界を測量するアンドリュー・エリコットとベンジャミン・バネカー）」の歴史的な除幕式の撮影にもBlackmagic Studio Camera 4K Proを使用した。リード氏は1台のBlackmagic Studio Camera 4K Proを作品にフォーカスし、2台目のカメラはライブストリーム中にASL（アメリカ手話）通訳者の側に設置した。

また、スペースが限られた小規模なライブやライブストリーム用に、ATEM Mini Pro ISO、HyperDeck Shuttle HD、ライブグラフィック用のHyperDeck Studio Miniを搭載したポータブルプロダクションキットを作成。さらに、動画再生用にHyperDeck Studio HD Plusをバックアップ録画用に4台のHyperDeck Studio 4K Proも活用。リード氏は最近、編集、グレーディング、ビジュアルエフェクト（VFX）、オーディオポストプロダクションソフトウェアをDaVinci Resolve Studio 18に切り替えたという。