ソニーは、「Xperia PRO」および「Xperia PRO-I」のソフトウェアアップデートを公開した。各サポートページからダウンロード可能。
Xperia PRO、Xperia PRO-Iの共通アップデート
今回のアップデートにより、Xperia PROおよびXperia PRO-I両機種において、「外部モニターアプリ」でYouTubeなどのライブ配信機能に新たに対応する。外部モニターアプリでは、カメラとXperiaスマートフォンを有線接続し、カメラの外部モニターとしてXperiaの4K有機ELモニターが使用可能になる。また、ズームイン/ズームアウトを指先でで直感的に操作可能。
ライブ配信機能は、4K外部モニターまたはファインダーとして使い、波形モニター、フォルスカラー、明るさ確認、ズーム、グリッドラインなどの便利な機能を活用可能。UVC(USB Video Class)に対応したカメラに接続すれば、ライブストリーミングデバイスとなり、外部モニター機能によりα画質のライブストリーミングが実現する。UVC出力対応のソニー製カメラは、α7 IV、α7C、RX-0ii、ZV-1、ZV-E10(2022年6月現在)。
外部カメラを使った動画制作時の露出などが確認できる「波形モニター機能」や「フォルスカラー機能」も追加。波形モニター機能により、輝度レベルの分布を表示して、理想の露出になっていることを簡単に確認可能となる。RGBそれぞれのチャネルを表示すれば、カラーバランスの確認も可能だ。
フォルスカラー機能は、露出アンダーや露出オーバーを回避するのに役立つモニター機能。たとえば、露出アンダー領域をピンクとダークブルーで表し、露出オーバーの領域をオレンジ色と赤で表すなど、明るさに応じてモニター画像を着色することで、露出レベルを簡単に読み取ることができる。
Xperia PROのアップデート
Xperia PROには、α(対応機種:α1、α7S III、α7 IV)の操作(動画記録・停止)や、ステータスの表示が可能な「Alphaカメラコントロール機能」が追加された。HDMIケーブルとUSBケーブルを使ってαに接続すれば、Xperiaで映像をモニタリングしながら動画のREC/STOP操作が可能。また、録画状態、シャッタースピード、F値、ホワイトバランス、ISO、EV値など、カメラ側のステータスをXperiaで確認することもできる。