キヤノンは、同社の映像制作用4Kリモートカメラ「CR-N500」「CR-N300」「RC-IP100」およびリモートカメラコントロールアプリ(RCCA)の最新ファームウェアを公開した。各ファームウェアのアップデート内容は以下の通り。
CR-N500/300ファームウェアVer1.2.0
今回のアップデートにより、SRTプロトコル、free-dプロトコルに対応した。
このほかCR-N50は、長時間連続通電中に、パン・チルト・ズームが正しい位置に動作しない場合がある現象のほか、Genlock機能を修正(Ver.1.1.4の対応と同一)。ただし、Genlock機能を利用の際、3G-SDI端子の出力信号のマッピング方式は、Level Aを選択すること。Level Bを選択した場合、V位相がズレる場合がある。
RC-IP100ファームウェアVer1.2.0
(以下、キヤノン ダウンロード・マニュアル 新着情報より引用)
- シャッタースピードモードのアングル/切の選択に対応しました。
- シャッタースピードのアングル制御に対応しました。
- ISO制御に対応しました。
- ホワイトバランス 色補正値(CC)制御に対応しました。
- カスタムピクチャーファイルが選択できるようになりました。
- ノイズリダクションの Spatial Filter と Frame Correlationの制御に対応しました。
- デジタルズームのアドバンストの選択に対応しました。
- 手ブレ補正のダイナミックISの選択に対応しました。
- ゲインブースト/顔検出AE/瞳検出AF/AWBホールド/ショックレスWBの制御に対応しました。
- 全Shutterモードのパラメータ制御に対応した機能[Shutter]を追加しました。
- MENU Control画面へのショートカットボタンを追加しました。
- シリアルカメラを接続していない状態でも接続設定ができるようになりました。
- 割付け機能選択画面に移る前に設定するか否かを確認する画面を追加しました。
- トレース再生時、残り時間のカウントダウン表示に対応しました。
リモートカメラコントロールアプリ(RCCA)ファームウェアVer1.3.0
リモートカメラコントロールアプリVer.1.3.0は、XF、XF605、リモートカメラシステムCR-N500/CR-N300/CR-X300が対象。
(以下、キヤノン ダウンロード・マニュアル 新着情報より引用)
- XF605に対応し、本ソフトウェアの機能を拡張致しました。
- クリックした位置でのフォーカスガイド表示が可能になりました。
- 瞳検出AFに対応しました。機能ON時にメインの被写体の瞳を検出し、自動でピントを合わせ、被写体が動いても追尾します。
- 顔検出AEに対応しました。機能ON時にメインの被写体の顔を検出し、自動で明るさを調整します。
- 映像記録の開始・停止制御が可能になりました。
- カメラメニューの出力先の選択と操作が可能になりました。
- カメラの撮影パラメータ、出力解像度・フレームレート、カスタムピクチャーなどの撮影情報の表示が可能になりました。
- ジョイスティックの任意のキーに任意の操作が割り当て可能になりました。
- カメラで登録されているカスタムピクチャーの選択が可能になりました。
- カメラで登録されているアサインボタンが使用可能になりました。