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OMデジタルソリューションズ株式会社は、リニアPCMレコーダー「LS-P5」を2022年9月9日に発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税込23,000円前後。

高性能マイクシステム「TRESMIC II」を搭載

指向性制御が可能な3つの大型高性能指向性マイクを搭載した新マイクシステム「TRESMIC II」を採用。それぞれのマイクが指向性をバランスよく制御することで、低音域から高音域まで原音に忠実な高性能録音が可能となり、繊細な音もありのままにとらえるという。

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高性能マイクシステム「TRESMIC II」

さらに、3つのマイクからの入力をミキシングし、音質を維持したまま指向性を21段階まで調整できる「ズームマイク」機能を搭載。鳥のさえずりや講演会での録音など、使用シーンに応じて最適な設定を選ぶことができるほか、録音レベルもズームに合わせて自動で調整する。

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指向性を変えられる「ズームマイク」機能

また、これらのマイクは125dB SPLの高耐音圧の特性を持ち、飛行機やライブハウスなどの大音量やクラシック音楽のような広いダイナミックレンジを持つ音源でも歪むことなく、忠実に音を取り込むことが可能だとしている。

コンパクトでありながら高性能なPCM録音

大型・高性能マイクを搭載しながら、39.6(幅)×112.2(高さ)×16.1(奥行)mm、重量約78g(電池込み)で、持ち運びしやすいコンパクトサイズを実現している。サンプリング周波数 最大96kHz、量子化ビット数 最大24ビットのリニアPCM録音(CDの約3倍の情報量)が可能。

また、高音質を維持したまま、ファイルサイズをコンパクトに抑えることができる可逆圧縮フォーマット「FLAC」形式の録音再生にも対応している。16GBの大容量内蔵メモリーに加えてmicroSDXCカードへの記録もでき、長時間にわたる録音でも安心して使用できる。

さらに、音源の音量に合わせて、最適なS/N比で録音するようにマニュアルで録音レベルの調整が可能。液晶ディスプレイの録音レベルメーターやピーク表示ランプを見ながら細かい調整をすることで、より完成度の高い録音を実現する。

リモート操作を可能にする便利なBluetooth搭載

LS-P5は、Bluetoothを搭載しており、Bluetooth対応の外部機器との連携が可能。無料でダウンロード可能な専用のスマートフォンアプリ「DVR.Remote」(iOS/Android)を使えば、録音から再生までの一連の操作をスマートフォンからリモートで簡単に操作できる。

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音源に対して最適な位置にLS-P5を置いたまま、録音の開始・停止だけでなく、録音中の録音レベルの調整も手元のスマートフォンでリモート操作できるので、音楽の演奏や会議、野鳥の鳴き声の録音など、離れた場所からの録音時に便利だ。

さらに、録音した音の再生もリモートで操作可能。LS-P5をマイクとして設置した場所に置いたまま、無線接続したスピーカーで再生するなど、音楽演奏やバンドの練習などでの確認作業も簡単に行える。

スマートフォンアプリ「DVR.Remote」

LS-P5と接続して、スマートフォンからICレコーダーをBluetoothでリモート操作できるスマートフォン用アプリ。録音、再生に加え、録音の設定、録音中の波形表示、フォルダ名、ファイル名の変更など、「LS-P5」の主要な操作が手元のスマートフォンからリモートで操作できる。対応OSは、iOS12.0~15.4、Android8.0~12.0。

多様なシーンで活躍する録音機能と再生・編集機能

使用シーンに応じて、以下のような高音質録音をサポートする録音機能を搭載している。

  • 「録音シーン」機能:講義、会議、口述、音楽などの7つの使用シーンからシーンを選ぶだけで最適な設定に切り替わる
  • 「ブライトサウンド」機能:会議や講演など、人の声をクリアに録音する
  • SMARTモード:リハーサルを実施し、その環境に応じた最適な録音レベルを自動調節する
  • 「プリレコーディング」機能:録音ボタンを押す2秒前から記録を開始する
  • タイマー録音:録音の開始・停止時刻が設定できる

また、LS-P5はレコーダー単体での録音だけでなく、専用のアクセサリーオーディオケーブル「KA335」(別売)を使って入力端子を持つ当社のミラーレス一眼カメラと接続すれば、外部マイクとしても使用可能だ。カメラのホットシューとLS-P5の三脚アダプターの間にショックマウント「SM2」(別売)を取り付ければ、カメラの操作音や振動ノイズを抑制し、より高音質な録音が行える。

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LS-P5をショックマウント「SM2」、オーディオケーブル「KA335」と共にミラーレス一眼カメラ「OM SYSTEM OM-1」に装着

LS-P5で集音して、録音はカメラ側で行うといった使い方のほか、高品質なオリジナル音源としてPCMで記録し、後からパソコン上で動画に組み込むことも可能。動画への組み込み時に便利な「スレートトーン」や「テストトーン」にも対応し、高音質な動画制作をサポートする。

再生・編集機能も充実しており、録音データの音量を最大限大きくして聞きやすくする「ノーマライズ」機能やクリアな音質で再生する「ノイズキャンセル」などの再生機能のほか、録音開始時と終了時の音をカットできる「トリミング」機能や音楽編集に幅が出る「フェードイン・アウト」などパソコンを介さずに本体内で編集できるさまざまな機能が用意されている。

その他の特長として、以下のような機能を搭載している。

(以下、プレスリリースより引用)

  • 会議の録音に便利な「ボイスチェイサー」
  • 騒がしい環境下でも、メモ録音に効果的な「2マイクノイズキャンセル」
  • 録音データに重ね録りできる「オーバーダビング」
  • より聞きやすい音量で再生する「ボイスバランサー」
  • 再生時間を短縮できる「声だけ再生」機能
  • 長時間の録音データも扱いやすくする「ファイル分割」機能
  • 簡単にファイル検索できる「カレンダー機能」
  • ファイル整理に役立つ「フォルダ作成」&「ファイル名変更」機能