Blackmagic Design導入事例：セント・ジュード小児研究病院のためのチャリティーイベントの場合

Blackmagic Designによると、映像ディレクターのマイケル・シューバート氏が、最近行われたセント・ジュード小児研究病院のためのいくつかのチャリティーイベントをプロデュースしたという。同氏が使用したフライパック・システムには、Blackmagic URSA Broadcast G2カメラやHyperDeck Studio 4K Pro放送デッキなどのBlackmagic Design製品が含まれている。

これらのイベントでは、ロックやカントリーミュージックのスターたちによるライブ演奏が行われ、セント・ジュード小児研究病院のために何百万ドルもの寄付が集まった。セント・ジュード小児研究病院は、小児がんや、命に関わるような疾患の治療を牽引している。

シューバート監督は、2015年から継続してセント・ジュード小児研究病院のイベントの映像を手掛けている。2022年には、ウォーバートン・セレブリティ・ゴルフトーナメントやラーム・セレブリティ・ゴルフトーナメントなどの資金集めのイベントをプロデュースし、合わせて550万ドルの資金を調達した。どちらのイベントでも毎晩音楽イベントが行われ、アリス・クーパー、フィル・ヴァッサー、R.E.M.のマイク・ミルズ、Kool and the Gangのアル・パリス、Steely Danの旧メンバーであるジェフ・バクスター、The Doobie Brothersらがパフォーマンスを繰り広げた。

それぞれのイベントで、1台のBlackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2デジタルフィルムカメラが24インチのジブに取り付けられ、さらに4台のBlackmagic URSA Broadcast G2がステージの周囲や後方に設置され、逆からのショットやサイドショット、前方からのショットなどを撮影した。これらのカメラフィードは、Smart Videohub 40×40ルーター経由でATEM 4 M/E Broadcast Studio 4Kライブプロダクションスイッチャーに送信された。

このスイッチャーにはコントロール用のATEM 2 M/E Advanced Panelが接続されている。ウォーバートンのイベントでは、プログラムフィードが3つの大型LEDビデオウォールにルーティングされた。ラームのイベントでは4つの12Kレーザープロジェクターが使用され、各プロジェクターでATEM 4 M/E Broadcast Studio 4Kの2つのM/E列を使用することで、会場中に設置された4面のスクリーンにプログラムフィードを投影することが可能となった。

またどちらのイベントでも、5台のHyperDeck Studio 4K Proを使用して、プログラムフィードおよびカメラの個別フィードを収録したという。シューバート監督は次のようにコメントしている。

シューバート監督はまた、HyperDeck Studio 4K Proの信頼性と、H.264およびH.265で収録できる性能を重宝したという。