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©2022 映画「ホリック」製作委員会 ©CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社

Blackmagic Designによると、蜷川実花監督作品の最新映画「ホリック xxxHOLiC」の撮影にBlackmagic Pocket Cinema Camera 6Kが使用されたという。同作は、女性漫画家集団CLAMPによる同名人気漫画を原作とした実写映画で、DaVinci Resolve Studioを使用してグレーディングされた。

「ホリック xxxHOLiC」は人の心の闇に寄り憑く「アヤカシ」が見えることに悩む高校生、四月一日君尋と、どんな願いも叶える「ミセ」の女主人、壱原侑子を中心に展開する。同作は、原作のファンでもある蜷川実花監督が10年に渡り映像化の構想を温めてきて、今年の4月に公開が開始された。蜷川監督は、撮影監督の相馬大輔氏とタッグを組み、華やかな衣装や美術セットがもたらす極彩色の映像世界を作り出した。

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©2022 映画「ホリック」製作委員会 ©CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社

相馬氏は、これまでにも撮影監督として蜷川作品に何度も参加をしている。

相馬氏:撮影が始まったのが、ちょうど2020年の緊急事態宣言での自粛期間が終わった頃でした。映画の冒頭で、主人公が得体の知れない黒い影から逃げ回るシーンがあります。これを当時あまり人が歩いていなかった渋谷や原宿で撮影しました。この時に使ったカメラがBlackmagic Pocket Cinema 6Kです。

ここのシーンは躍動感を出したかったので、初めからコンパクトなBlackmagic Pocket Cinema Camera 6Kを使おうと決めていました。単管パイプにカメラをマウントしてアシスタントと2人でそのパイプを持って走りながら撮ったり、タイヤドリーに取り付けて撮ったりしました。

Blackmagic Pocket Cameraは機動力に優れているので、今回のように街中のいろいろな場所で素早く撮影するのに最適でした。また、Blackmagic RAWは、他のカメラとのマッチングもしやすいのも使いやすいですね。

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©2022 映画「ホリック」製作委員会 ©CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社

グレーディングはDaVinci Resolve Studioを使って行われた。蜷川作品といえば、誰もがその特徴的な極彩色の映像美を連想するだろう。しかし同作のオープニングは、その期待をあえて裏切るようなルックの映像で始まる。

相馬氏:侑子さんというキャラクターが登場する異世界のシーンは、ザ・蜷川ワールド!な強めの発色とコントラストを強めにしてもらいました。そちらで色を爆発させる分、オープニングのシーンはモノクロの漫画を見ているような感じが出せるように色を抜いてもらいました。

原作漫画のスタイルも白と黒のコントラストが強いのでその感じも引き出したかったんです。DaVinci Resolveで現実と異世界のギャップを色でうまく表現できたと思います。

蜷川さんの作品は衣装や美術も含め発色がいいので、それに目が慣れすぎないように途中であまり色がないシーンを挟むことで視聴者の目をリセットさせて、次のシーンの鮮やかなルックを引き立たせるようにしました。

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©2022 映画「ホリック」製作委員会 ©CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社

2022年10月5日に「ホリック xxxHOLiC」Blu-Ray&DVDの発売決定。
発売元:株式会社ハピネットファントム・スタジオ
販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング