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株式会社朋栄は、2022年9月9日から4日間にわたりオランダ・アムステルダムで開催される欧州放送機器展「IBC2022」(RAIアムステルダム、ホール2 ブースNo.A51)に、2019年以来3年ぶりに出展する。

ブース内に「IP-SDI Hybrid」「NDI」「Hi-Speed Camera」などの各コーナーを配置して各種ソリューションを提案する。4月のNAB Showで協業発表をしたAMMUXの伝送技術を活用したREMIソリューションも紹介する予定。主な展示製品は以下の通り。

IP-SDI Hybrid Solution

IPとSDIの両方に対応する製品を中心に紹介する。

  • 12G-SDI対応ビデオスイッチャー「HVS-6000/6000M」
    全入力が12G-SDIに標準対応し、ウィンドウをフリーアサイン可能なマルチビューワーオプションHVS-6000MVを追加可能。25GbE IPポートを8基備えたIP入出力カードHVS-6000IP-8IOによりSDI/IPを混在運用できる。
  • IP対応マルチビューワー「MV-1640IP」
    25GbE対応のIPポート4基を搭載し、HD最大16ストリームまたは4K最大4ストリームの入力が可能。SDI/HDMI出力のほか、IP出力にも対応する。オプションでSDI 16入力を追加できる。
  • IP/SDIマルチチャンネルシグナルプロセッサー「FA-1616」(発売予定)
    SMPTE ST 2022-6、ST 2110、12G-SDIの混在利用が可能。同期はBBまたはPTPを選択する。FA-9600で培ってきたダイナミックレンジ変換、色域変換などを多チャンネルで実現。SoftwareDefinedにより、制作ワークフローに応じた機能カスタマイズができる。

NDI Solution

24時間/365日の放送運用で培ってきた朋栄製品の安定性・堅牢性を生かしながら、ライブイベントをはじめ、企業やホールなど幅広いシーンで利用されている伝送規格NDIを追加し、さまざまな市場に提供する。

  • 4K対応ビデオスイッチャー「HVS-490」
    標準で16系統、最大40系統のHD入力が可能なHVS-490は、4K対応に拡張可能。今回HVS-NIFカードを新たにオプション設定し、NDI入出力にも対応する。
  • オールインワン・プロダクションセンター「MFR-3100EX」(発売予定)
    MFRルーティングスイッチャーシリーズの堅牢性を活かしながら、NDI入出力機能やストリーミング配信機能、1M/Eスイッチャー機能など、機能強化を実現。省スペースが必要とされる中継車やコンテンツ配信現場に最適だとしている。

REMI Software Switcher Solution

独自の伝送技術を持つAMMUXとの協業で実現したREMIソリューションを紹介する。

  • REMIシステム「SOAR-A」(発売予定)[技術協力:AMMUX社]
    複数のビデオ、オーディオ信号、各種データをネットワーク伝送するためのターンキーシステム。NDIのほか、WebRTC、WebM、HLS/DASH、CMAF、MP4など、さまざまな伝送プロトコルに対応し、SMPTE ST 2022-7のヒットレス・ストリーム切替にも対応する。

Hi-Speed Camera Solution

スローモーション関連を中心とした製品を紹介する。

  • 4K高速度カメラ「FT-ONE-SS4K」
    FT-ONE-SS4Kのリプレイ操作がEVS社ワークフローと連携可能になった。FT-ONE-SS4Kの実際の運用方法を紹介する。
  • 高速度カメラ「QDCAM」(MEDIAEDGE社製)
    マイクロフォーサーズレンズマウントを搭載した小型高速度ボックスカメラ。グローバルシャッターに対応し、フルHDで239.8pまたは200pでの高速撮影が可能。