DJIは、手のひらサイズのスマートフォンスタビライザー「Osmo Mobile 6」を発売した。価格は本体、磁気スマートフォンクランプ、グリップ式三脚、電源ケーブル、収納ポーチが同梱されて税込20,900円。
スマートフォンスタビライザーの中でも高い人気を誇る「Osmo Mobile」シリーズの最新製品である「Osmo Mobile 6」は、デバイス本体の機能やソフトウェア、編集 機能をアップグレードし、あらゆる面からクリエイティブな撮影をサポートする。人間工学に基づいた設計で、大きなサイズのスマートフォンも取り付けることができ、DJI の3軸手ブレ補正技術、新機能クイック起動、そしてActiveTrack 5.0を搭載している。
スマートフォン撮影の可能性を広げる多彩な機能
ポータブル&手のひらサイズ
好評のDJI OM 5の特徴を踏襲し、同製品は人間工学に基づき新設計のハンドルと、スマホケースをつけたままでもスマートフォンを取り付けられる大きなサイズのクランプを採用。300g弱の重量で、ポケットに入れて簡単に持ち運ぶことができるという。内蔵延長ロッドを使用すると、最適な構図でセルフィーを撮影したり、地面近くからのローアングルからユニークなショットの撮影も可能。
また3つのパワフルなモーターとDJIの高度なアルゴリズムにより、写真または動画の撮影中、スマートフォンは安定した状態をキープし、旅行や運動会などどんなシーンでも優れた手ブレ補正性能を発揮する。
クイック起動で、すぐに撮影
新たにクイック起動機能を搭載し、ジンバルを展開するだけで自動的に電源をオン。スマートフォンを装着すると、DJI Mimoアプリが自動的に起動、すぐにカメラビューを表示する(アプリの自動起動はiPhoneのみ)。これにより起動にかかる時間は大幅に短縮され、従来のモデルよりも3倍速く起動することができるという。
被写体をロックオン
進化したDJIの被写体追跡機能ActiveTrack 5.0を搭載。安定性が向上し、より遠くからでもトラッキングすることができる。またフロントカメラでも、横を向いた被写体やくるりと向きを変える被写体をトラッキングできるようになったとのこと。キャンプや旅行、街中などの撮影で、ジンバルが自動で被写体をフレームの中心に捉え続けるので、ストーリー性あふれる映像を撮影できる。
かんたん操作で、ジンバルモード切替
新たに搭載された内蔵ステータスパネルとモード (M) ボタンで、バッテリー残量の確認や 4種類のジンバルモードの切替が容易に。Mボタンを押すだけで、以下のモードを切り替えられる。
- フォロー:フォローモードでは、カメラがジンバルのパン軸とチルト軸の動きをフォローし、ロール軸の動きに対しては水平を維持。上下や斜めにカメラを動かす撮影に適している。
- チルトロック:カメラはジンバルのパン軸の動きのみをフォローし、チルト軸とロール軸は安定した状態を維持する。水平にカメラを動かして撮影したり、被写体の周囲を回りながら撮影する時に適している。
- FPV:FPVモードでは、カメラはジンバルの3軸すべての動きをフォロー。ランドマークや建物、彫刻のような静止物をダイナミックに撮影したい時に適している。
- スピンショット:ジョイスティックを左または右に倒してロール軸の回転を制御し、躍動感ある映像を撮影する。プッシュイン、プルアウト、ハイアングルからの撮影などに最適。
回すだけの簡単操作
新たに搭載されたサイドホイールで簡単かつスムーズに、ズームやフォーカス制御ができる。ホイールを回すだけで焦点距離を滑らかに調整したり、ズームイン/ズームアウトして構図を調整したりも可能。サイドホイールを押すと、マニュアルフォーカス制御に切り替わるため、簡単にシネマティックな映像を撮影できる。
インテリジェント機能で、コンテンツ制作をトップレベルへ
様々な表現方法のために、数々のインテリジェント機能を搭載している。
- タイムラプス:タイムラプス、モーションラプス、ハイパーラプスを使って時間を圧縮し、空間を移動していく不思議な映像が撮影できる。
- DynamicZoom:ムーブインとムーブアウトの2種類のモードから選び、ハリウッド映画でもよく使われるドリーズーム効果を用い、惹きつける映像を撮影できる。
- ジェスチャー操作:シンプルなジェスチャーで、簡単にセルフィーやグループ写真を撮影できる。
- パノラマ:パノラマ撮影には、3×3パノラマ、240°パノラマ、分身パノラマの3種類のオプションがあり、壮大な風景の撮影やユニークな構図での撮影に最適。
- ストーリーモード:シーンに合った撮影ガイドやトランジション、サウンドトラックなどを備えた様々なテンプレートを使い、タップするだけで今すぐシェアしたくなるような映像を作成できる。またテンプレートをカスタマイズして短編動画を作成することもできる。
アプリが、撮影から編集までサポート
DJIが開発したMimoアプリとDJIがオススメするLightCutアプリを使えば、コンテンツ制作に必要なスキルを習得しながら、動画作成ができる。DJI Mimoのカメラビューでは様々な機能を使い始める時にチュートリアルが表示するほか、ShotGuides(ショットガイド)機能により撮影シーンを自動で認識し、その場にあった撮影シークエンスを提案、チュートリアルで撮影方法を教えてくれる。
LightCutアプリでは、AIを駆使したワンタッチ編集や幅広い種類の専用動画テンプレートを利用できる。撮影から後編集まで分かりやすくサポートするので、初心者でもプロでも、撮影した映像の魅力を最大限に引き出した作品を作成できるという。
製品仕様
一般 | サイズ |
展開時:276×111.5×99mm(長さ×幅×高さ) 折りたたみ時:189×84.5×44mm(長さ×幅×高さ) |
重量 |
ジンバル:約309g 磁気スマートフォンクランプ: 約31g |
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対応スマートフォン 重量 | 170~290g | |
対応スマートフォン 厚さ | 6.9〜10mm | |
対応スマートフォン 幅 | 67〜84mm | |
バッテリー | 種類 | Li-Po 2S |
容量 | 1000mAh | |
電力量 | 7.74Wh | |
充電温度範囲 | 5℃~40℃ | |
動作環境温度 | 0℃~40℃ | |
動作時間 | 約6時間24分(ジンバルのバランスが完全にとれた理想的な条件下で使用した場合) | |
充電時間 | 約1時間24分(10W Type-C充電器を使用して測定) | |
ジンバル充電ポート | USB-C | |
ジンバル | 機械的可動範囲 |
パン: -161.64°~173.79° ロール : -120.30°~211.97° チルト:-101.64°~78.55° |
最大操作速度 | 120°/秒 | |
無線モード | モデル | Bluetooth 5.1 |
ソフトウェア | アプリ | DJI Mimo |
グリップ式三脚 | サイズ |
長さ:138mm 直径:32mm |
重量 | 約72g |