Avidは「IBC 2022」で、コンテンツ制作チームがどこからでも効率的にコラボレーション可能なソリューションを紹介した。

場所を選ばない編集コラボレーションを実現

リアルタイム・コラボレーション・ワークフローのデモンストレーションでは、アワード受賞のポストプロダクション・チーム向け新ソリューション「Avid NEXIS|EDGE」を初公開。同ソリューションは、メディアおよびメタデータへの安全なリモートアクセスにより、エディターにスタジオ環境と同じワークフロー、ユーザー体験を提供できるという。

「Avid|Edit On Demand」のデモンストレーションでは、「オーバー・ザ・ショルダー」の仮想編集セッションを実現した同クラウド型編集ソリューションが、どのように急速かつ強力に進化してきたのかを紹介。またMedia ComposerのMicrosoft Teamsユーザーに対する高解像度ストリーミングの技術プレビューも紹介。同技術は「サードモニター」体験を実現し、プロデューサー、ディレクター、制作スタッフによるコンテンツのレビューを加速するという。

さらに「MediaCentral|Stream IP」インジェスト・ソリューションと統合して、「Avid|Edit On Demand」が、複数のIPベース・ソースからシームレスにコンテンツを取り込むポスト・ワークフローを可能にする方法も紹介した。

クラウドで実現する未来のグローバル制作

ニュースやスポーツのコンテンツを共同で制作するチームに向けた、MediaCentralプラットフォーム上に構築するストーリー主体のワークフローにもスポットが当てられた。

「Avid Media Production in the Cloud」デモンストレーションでは、コンテンツ制作チームが、ワークフローを損なうことなく作業をクラウドへ移行する方法のデモンストレーションを行った。「MediaCentral」、「Avid NEXIS」および「MediaCentral|Stream」をクラウドで展開すると、ユーザーはどこからでもコンテンツに素早くアクセスして、編集、公開することができるという。

同制作ワークフローでは、ストーリーを中心とした制作のあらゆる側面を確認しながら、リモートで企画や制作へ貢献することができる「MediaCentral|Collaborateアプリ」のほか、コンテンツの取込みフィードをウェブで便利にスケジュール管理できる「MediaCentral|Acquire アプリ」の技術プレビューも紹介された。