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株式会社タムロンは、フルサイズミラーレス一眼カメラ対応のソニーEマウント用大口径標準ズームレンズ「20-40mm F/2.8 Di III VXD(Model A062)」(以下:Model A062)を、2022年10月27日に発売する。希望小売価格は税込118,800円。

Model A062は、普段使いに最適な携帯性を徹底的に追求した、フルサイズミラーレス一眼カメラ対応ソニーEマウント用の新たな大口径標準ズームレンズ。20mmから40mmのズーム全域で大口径F2.8を達成しながら、長さ86.5mm、重さ365gと、クラス最小・最軽量サイズを実現した。

望遠側は、スナップやポートレート、テーブルフォトなど、普段使いに便利な標準域40mmまでをカバー。一方、広角側を20mmとしたことで、従来の24mm始まりの大口径標準ズームレンズでは表現できない、パースペクティブを活かした壮大で、迫力のある自然風景など、幅広い撮影を楽しめるという。

軽量・コンパクトなModel A062は、動画撮影に便利なカメラグリップやジンバルなどに装着してもバランスが良く、良好な取り回しが可能。街中での撮影から、旅先での広大な風景や、広く背景を取り入れた自撮りも撮影ができる。

レンズ構成は11群12枚。4枚のLD(Low Dispersion:異常低分散)レンズ、2枚のGM(ガラスモールド非球面)レンズ、1枚の複合レンズというように特殊硝材を採用し、ズーム全域で高い画質と小型化を両立。また、大口径F2.8ならではの美しく柔らかいボケ味や玉ボケも魅力だ。

AF駆動にはリニアモーターフォーカス機構VXDを採用。高速・高精度なAFは、撮影者の意図に対して優れた応答性を備えており、大口径レンズであっても最短撮影距離から無限遠まで、ストレスのない快適なピント合わせが可能となっている。動体へのフォーカス追従性も優れており、大切な瞬間を逃すことなく捉えられる。

また、モーター駆動音が小さく静寂性にも優れており、静かな環境下での静止画撮影や、動画撮影にも最適だという。広角端で最短撮影距離0.17m、最大撮影倍率1:3.8のワイドマクロ撮影が可能。さらにズーム回転角65°により、流れを止めないスムーズな撮影できる。

独自開発した専用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」によって、フォーカスングのカスタマイズやファームウェアのアップデートが可能。28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(Model A063)、35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(Model A058)への対応後、順次対応していくという。

フィルター径は、同社ミラーレス用レンズシリーズの多くと共通のφ67mmを採用。ソニー製カメラに搭載されている「ファストハイブリッドAF」「瞳AF」など各種カメラ機能に対応している。

また、新レンズデザインの採用により、操作性や耐擦傷性が向上。簡易防滴構造、防汚コートによる高い利便性を追求している。

仕様

  • 焦点距離:20-40mm(35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ使用時)
  • 明るさ:F2.8
  • 画角(対角画角):94゜30′-56゜49′(35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ使用時)
  • レンズ構成:11群12枚
  • 最短撮影距離:0.17m(WIDE)/0.29m(TELE)
  • 最大撮影倍率:1:3.8(WIDE)/1:5.1(TELE)
  • フィルター径:φ67mm
  • 最大径:φ74.4mm
  • 長さ:86.5mm(レンズ先端からマウント面まで)
  • 質量:365g
  • 絞り羽根:9枚(円形絞り)
  • 最小絞り:F22
  • 標準付属品:花型フード、レンズキャップ
  • 対応マウント:ソニーEマウント用