IMAGICAエンタテインメントメディアサービスが合弁会社設立

株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービスは、東宝株式会社と共同でデジタルシネマパッケージ(以下:DCP)の劇場向けデリバリーサービスを行う新会社(商号:未定)の設立を発表した。

昨今のデジタル技術の進歩により、劇場公開作品のDCPを劇場に届ける手法がHDD(ハードディスクドライブ)等による物理的な配送から、ネットワークを使用したデジタル配信へ移行がはじまり、配給及び興行会社双方にとって運営の省力化・効率化を更に進めていく環境が整いつつあるとし、IMAGICAエンタテインメントメディアサービスおよび東宝は、双方の経営資源とノウハウを合わせ、国内におけるデジタル配信インフラの整備を加速し、次世代のデジタルシネマ・デリバリーサービスを提供するとしている。

新会社では完成した映画本編や予告特報・シネアドなどのDCPおよびKDMを、物理メディアおよびネットワーク配信システムを介して劇場に届けるサービスを提供。加えて、劇場における受信システムの導入やシネアド等の運用についてもサポートしていく。

※KDM:Key Delivery Message、暗号化されたデジタルデータを復号するための暗号鍵

作品の完成からデジタルシネマの上映にいたる間で、新会社が提供するサービス領域

新会社の概要(予定)

商号:未定

本店所在地:東京都港区海岸1-14-2

資本金:1億円

出資者および比率:株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス(66.6%)、東宝株式会社(33.4%)

事業開始:2023年4月1日(予定)