パナソニック コネクト株式会社は、1.9GHz帯デジタルワイヤレスマイクシステム7製品を2022年10月、11月に発売する。ラインアップと希望小売価格は以下の通り。
■2022年10月発売
- ワイヤレス受信機(2ch)「WX-SR202DAN」:税込407,000円
- ワイヤレス受信機(4ch)「WX-SR204DAN」:税込511,500円
- 増設ワイヤレス受信機(4ch)「WX-SE200DAN」:税込370,700円
■2022年11月発売
- 卓上型ワイヤレス送信機「WX-ST600」:税込99,000円
- グースネックマイクロホン「WM-KG645」:税込37,400円
- ワイヤレスマイクロホン(バウンダリー型)「WX-ST700」:税込112,200円
- 充電器「WX-SZ600」:税込181,500円
卓上型のワイヤレスマイクロホン
グースネック型のワイヤレスマイクロホン、バウンダリー型のワイヤレスマイクロホン、ネットワーク機能を搭載した充電器を発売。ハイブリッド型の会議や授業の増加に伴い、マイクから遠い人の声が聞きとりにくい、感染症対策のためマイクを使いまわさずに使用したいなどといった、卓上に置いて話者の声をしっかり集音できるマイクへのニーズに対応する。
マイクのトークボタンは、静電容量スイッチを採用し、ボタンを押す際のカチカチ音などのノイズを防止する。表面には音声の入力レベルを確認できる4段階のレベルメーターを搭載。ハイブリッド会議などではオンライン側に適正レベルの音量が届いているかを視覚的に確認できる。
また、電池の動作時間は約13時間と、長時間の会議でも安心して使用可能。充電器はネットワーク機能を搭載し、リモートで充電状態を確認でき管理がしやすい。
Dante対応のワイヤレス受信機
Dante対応のワイヤレス受信機は、会議や授業形式により、部屋の大きさやレイアウトを柔軟に変える運用方法にも対応する。Danteオーディオネットワーク接続により、機器間の配線ケーブルの省線化とシステムの冗長化に対応。また、Danteオーディオネットワークのシステム構成により、スライディングウォールなどの可動間仕切で分割できる会議室や教室、宴会場などにおいて、柔軟な運用パターンを設定できる。
マルチセッション機能
アクティブラーニング授業や大人数でのディスカッション・会議の際は、マイク本数が不足する場合があるが、マルチセッション機能(特許出願中)を使用することで、マイク本数を拡張できる。これまで同社のワイヤレスマイクシステムは、1システムでマイク最大16本の使用が可能だったが、マルチセッション機能により、1システムで最大96本のマイクを運用でき、16本同時に発言可能になる。
マイクの増設が難しかった環境でもマルチセッション機能を使用することで、より快適に質の高い会議や授業を行うことができる。
※マルチセッション機能を使用する場合は、マルチセッション機能に対応したワイヤレス受信機、増設ワイヤレス受信機、ワイヤレスアンテナ、運用支援ソフトが必要。既設の1.9GHz帯デジタルワイヤレスマイクシステムも、ファームウェアをバージョンアップすることでマルチセッション機能を使用できる
マイクとリモートカメラの連携
グースネック型、バウンダリー型のワイヤレスマイクロホンは、パナソニックのリモートカメラとの連携が可能。リモートカメラの任意の複数のプリセットを管理・制御できるビジュアルプリセットソフトウェアキー「AW-SF300G」と合わせて使用することで、ワイヤレスマイクロホンの音声信号のレベルを検知し、発言者に向けて自動でリモートカメラの向きを切り替えられる。
リアル側のカメラ映像が部屋全体のみで各参加者が小さく、誰が発言しているのかわからないといったハイブリッド会議で生じる課題を解決でき、より臨場感のある会議や授業を行える。
ビジュアルプリセットソフトウェアキー「AW-SF300G」の使用には、事前に無償ソフトウェアのPTZコントロールセンターのダウンロードが必要。ワイヤレスマイクロホン連携に対応したPTZコントロールセンターおよびAW-SF300Gは、10月にWebサイトで公開予定。