株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービスは、フィルムプロセスのサービス拡充として、8mmフィルムのカラーネガ現像とHD(1280×720)オーバースキャンサービスを開始した。注文は専用のオンラインショップで受け付ける。
同社では、毎日稼働している映画用の16mm/35mmと同じ現像機で現像するため、8mmフィルムも安定性の高い現像結果が得られ、大量の現像が可能だという。
HDオーバースキャンとは、8mmフィルムの一コマ(フレーム)に対してフレームの外側のパーフォレーションまで含めてスキャニングすること。(1280×914px相当)フレームの内部を8mmフィルムのアスペクト比(1.36:1)で切り出し、979:720とする。
HDスキャンにあたりカラーコレクションは行わない。カラーネガ現像のみの対応で、白黒・リバーサルフィルムの現像には対応できない。
現像後は、編集工程で処理しやすいQuickTime(ProRes422HQ)もしくはMP4(H.264 Logデータ)で納品する。
サンプル映像(編集・カラーコレクションを行なっている)
スキャンデータはlogデータとして納品するため色が浅く見えるが、情報量が多いため編集や色調整(カラーコレクション)の調整幅が広く確保される
利用の流れ
仕様・対応フィルムの形式
- カラーネガフィルム:KODAK VISION3 Super8 7219、7213、7203
- 現像仕様:カラーネガ現像(ノーマル現像)
- HDスキャン仕様:HD(1280×720) オーバースキャン(24fps)
QuickTime(ProRes422HQ)またはMP4(H.264) Logデータ