2022年11月19日〜27日まで「第44回ぴあフィルムフェスティバルin京都2022」が開催される。会場は京都文化博物館フィルムシアター。

「ぴあフィルムフェスティバル」は、1977年に東京でスタートし、全国各地で開催してきた。メインプログラムは、第1回より続く自主映画のコンペティション「PFFアワード」。入選者の中から、これまでに黒沢清、塚本晋也、李相日、荻上直子、石井裕也監督など170名を超えるプロの映画監督を輩出している。京都での開催は、4年間途切れていたが、前回の「第43回ぴあフィルムフェスティバル」から復活した。

今回、コンペティション「PFFアワード2022」では入選16作品が監督トーク付きで上映される。招待作品部門としてイタリアの名匠ピエル・パオロ・パゾリーニ監督特集「ようこそ、はじめてのパゾリーニ体験へ」が開催され、11作品がすべて35mmフィルムで上映。今年3月に急逝した青山真治監督の特集上映では、映画プロデューサーや写真家のアフタートークが実施される。

ピーター・バラカンのセレクションと解説でシリーズ展開しているプログラム「ブラック&ブラック」では、バラカン本人が登場して解説とともに会場でのQ&Aも予定している。

PFFが企画、製作、公開までトータルで映画をプロデュースする「PFF スカラシップ」からは、清原惟監督による最新作「すべての夜を思いだす」や、「PFF アワード 2017」のグランプリ作品「わたしたちの家」が特別上映される。