Appleは、macOSの最新バージョン「macOS Ventura(13.0)」の配信を開始した。

iPhoneをウェブカメラとして利用できる連携機能が追加

今回のアップデートにより、iPhoneの強力なカメラシステムをMac用のウェブカメラとして利用できる画期的な連携機能が追加された。近くにiPhoneがある場合、MacはiPhoneのカメラを自動的に認識し、ワイヤレスで連携ができる。iPhoneの超広角カメラで、ユーザーの顔とデスクの上を同時に写して相手に見せることが可能となり、プレゼンテーションなど幅広いシーンで活用できそうだ。

またHandoffをFaceTimeでも使えるようになり、ユーザーは外出先でiPhoneやiPadでFaceTime通話を開始し、自宅やオフィスに戻ってMacで通話を引き継ぐこともできる。

ステージマネージャでワークスペースを自動整理

アプリとウインドウを自動的に整理するステージマネージャ機能が搭載。使用中のウインドウはセンターに目立つように表示され、ほかのウインドウは左側に表示されるので、タスクをシームレスに切り替えられる。また特定のタスクやプロジェクト用にウインドウやアプリのグループを作れば、ユーザーは1回クリックするだけで簡単にデスクトップへ呼び出すことができるという。

Spotlightの機能を強化

Spotlightがクイックルックに対応し、ほぼすべての種類のファイルのフルサイズのプレビューを、ファイルを開くことなくすばやく確認できるようになった。また「テキスト認識表示」により、キーワードを入力するだけで、それに関連した画像を写真ライブラリ、ウェブ上、メッセージアプリなどシステム全体で探し出すことができる。

そのほか、iCloud共有写真ライブラリでは最大6人の家族メンバーと一緒に写真ライブラリを共有できるようになり、メッセージ機能では送信後のメッセージの編集や取り消しができるよう強化された。