ジュエ株式会社は、2023年1月初旬より、VRライブストリーミング配信・デジタルサイネージ・放送および映像の研究開発事業者向けにMONTEシリーズ8K60PリアルタイムステッチVRライブストリーミング配信システム「VR-8K60P-LSRS(Virtual Reality 8K60P Live Streaming Real-Time Stitching System)」の提供を開始する。
VR-8K60P-LSRSは、1台から複数台の高解像度カメラ映像をリアルタイムでVR映像に変換しVRライブストリーミング配信を行うシステムだ。4K~8Kのカメラ映像入力に対応し、最大8K60PのVR映像(エクイレクタングラー等)としてVRライブストリーミング配信が可能。同社は180°および360°VRライブストリーミング配信(2D平面・3D立体視)のすべてを提供するという。
MONTEシリーズ「VR-8K60P-LSRS」の特長
8K60PリアルタイムステッチVRライブストリーミング配信システム
1台から複数台の高解像度カメラ映像をリアルタイムでVR映像に変換し、VRライブストリーミング配信を行うシステム。4K~8Kのカメラ映像入力に対応し、最大8K60PのVR映像(エクイレクタングラー等)としてVRライブストリーミング配信が可能だ。
高解像度カメラ映像をリアルタイムでVR映像に変換
複数台のカメラ映像をリアルタイムでステッチ、およびエクイレクタングラー形式に変換補正を行い、VR映像としてライブストリーミング配信できる。さまざまなカメラやレンズを組み合わせて利用可能だとしている。
用途に最適なVRカメラ及びリグシステム設計対応
希望するVRライブストリーミング配信に最適なカメラおよびレンズ構成を提供する。カメラシステムを設置するためのリグ設計・製造にも対応する。
8K/6K/4K・2D/3D対応
多種多様な8K/6K/4Kの2D/3Dフォーマットに対応する。8192×8192、8192×4096、7680×7680、7680×4320、7680×3840、5760×5760、5760×3840、4096×4096、4096×2160、4096×2048、3840×3840、3840×2160、3840×1920に加え、オリジナルの解像度を設定することも可能。
120fps/60fps/30fps/24fps対応
120、119.88、100、60、59.94、50、30、29.97、25、24、23.976に加え、独自のフレームレートを設定することも可能だといい、さまざまなフレームレートに対応する。
SDI(8K/4K/2K/FHD/HD)入出力対応
BNCコネクタを備えたSDIケーブル接続によるSDI信号に対応している。シングルSDIではHD/FHD/2K/4Kの各入出力をサポートし、クワッドSDIは8K60Pまでの入出力をサポートする。
ライブプロダクション配信機材に対応
スイッチャー、クロマキーヤー、配信コンバーター、映像コンバーター、キャプチャー・再生など、ライブプロダクション配信機材と組み合わせて利用可能。例えば、グリーンバックスタジオで4Kカメラ3台を2地点に配置、2台のVR-8K60P-LSRSにてリアルタイムステッチと8K出力を行いクロマキーヤーでCG素材を合成し、8K配信エンコーダーで8KVRライブストリーミング配信を行える。
VRを含むさまざまな出力形式に対応
1台から複数台の高解像度カメラ映像をリアルタイムでエクイレクタングラー(Equirectangular)に変換出力できます。その他、キューブマップ(Cubemap)3×2、キューブマップ(Cubemap)2×3、VR180、リトルプラネット(Little Planet)、オーバーキャプチャー(Overcapture)など用途に合わせて出力できる。
各種映像出力及びプロトコルに対応
SDI、NDI、RTMP、RTP、SRT、RTSP、GStreamer、その他(youtube/facebook)などの映像出力及びプロトコルに対応。有線やインターネットで映像を送信できる。
オンプレミス配信サーバー
8KVRライブストリーミング配信の開発・検証に最適な8K60Pに対応したオンプレミス配信サーバーも提案するという。オンプレミス配信サーバーのメリットは、コストの安定、セキュリティの高さ、性能の安定、カスタマイズ可能性、コントロール可能性が特長だとしている。アプリケーションのインストールやハードウェア・ソフトウェアのカスタマイズを行ったり、サーバー管理を自分で行うことができるほか、VPNの対応も可能だ。