Accsoon、iPad Pro/iPad用「PowerCage II」「PowerCage Pro II」発表。プログレードにHDMIモニター化

Accsoonは、iPadおよびiPad Pro用の新しいPowerCage IIおよびPowerCage Pro IIを発表した。両ケージともAccsoonの正規販売店から2023年1月中に発売予定。

新しいPowerCageはiPadをプログレードのオンセットモニターに変身させる。軽量な航空グレードのアルミニウム合金で作られており、頑丈な落下防止機能を搭載している。その他にも、映画制作者、モバイルジャーナリスト、カメラマン、教育者関係者などにとって頼りになるソリューションとなるよう、重要な機能強化が図られているという。

以前のケージとの主な違いは、オプションのiOS用SeeMo HDMIインターフェース用の統合マウントソリューションが追加された点だ。ケージの内蔵チルトデスクスタンドに取り付けると、SeeMoはiPadをHDMIプロダクションモニターに変身させ、HDビデオを録画してすぐに確認したり、迅速に編集して共有したりすることができるという。

SeeMoは専用のUSBケーブルで接続し、最新のUSB-C搭載のiPadは使用中にSeeMoからトリクル充電することも可能。SeeMoをセットアップすると、iPadは波形、ベクトルスコープ、オーディオレベルメーター、フォールスカラーなどの総合的なモニタリングツールを提供する。

PowerCage IIとPowerCage II Proは、NP-Fタイプのバッテリーから直接iPadに最大20WのUSB-PD電源を供給することも可能だ。Accsoon ACC04 NP-Fバッテリープレートは、PowerCage IIの両モデルに付属しており、SeeMoと同じマウントポイントを使用して簡単に取り付けられるとしている。

付属のUSB-CまたはLightningケーブルで接続すると、接続したiPadへの給電と充電が可能（iPadとSeeMo本体を同時に使用することはできない）。ACC04は、バッテリー残量インジケーターと保護回路を内蔵している。

ACC04をPowerCage IIで使用しない場合は、NP-Fバッテリーを使用して、USB-A、USB-C、USB-C PD、DCバレルコネクタ経由で他のデバイスに電力を供給することも可能。適切なケーブルを使用すれば、照明、カメラ、電話、ワイヤレスオーディオレシーバー、その他の機器の充電や電源供給に使用することができる。

ACC-04は堅牢なオールメタル構造で、付属の1/4インチ20スクリューマウントを使用してカメラケージ、モニター、その他のアクセサリーに簡単に取り付けられる。

両パワーケージは、調整可能なスライディングフレームデザインを改良し、それぞれ複数の異なるモデルのiPadに対応している。PowerCage IIはiPad Gen5以降、iPad Air Gen3以降、iPad Pro 9.7インチ、10.5インチ、11インチ Gen1〜4、PowerCage II ProはiPad Pro 12.9インチ Gen3～6に対応する。

iPadをスタンドやアーム、カメラに取り付けるための1/4インチ20インチネジの数も増えた。また、ハンドルやワイヤレスフォーカスコントローラー、NATOレールなどのアクセサリーを追加する際にも使用可能だ。

PowerCage IIとPowerCage II Proのデザインは、電源ボタンと音量ボタンへのアクセスが妨げられないように設計し直されている。ケーブルマネジメントフックも内蔵。パワーケージは、必要に応じて卓上で水平または垂直に置いて使用できる。

PowerCage IIとPowerCage II Proは、オーディオアクセサリーやLEDライトを取り付けるためのデュアルコールドシューも備えており、iPadカメラを使ったマルチメディア制作に最適だという。また新機能として、2mmの六角レンチをケージ内に収納できる小さなスロットを備えている。