サムスン電子は、最新の2億画素イメージセンサー「ISOCELL HP2」を発表した。

ISOCELL HP2は、1/1.3インチの光学フォーマットに2億個の0.6マイクロメートル(μm)ピクセルを搭載したイメージセンサー。

さまざまな照明レベルに対応するため、高度なピクセルビニング技術であるTetra2を採用。暗い環境では、4~16個の隣接ピクセルをバインドすることにより、1.2μm 50MPまたは2.4μm 12.5MPイメージセンサーに変換される。

また、新搭載のD-VTG技術により、明るい環境での白飛びも大幅に軽減。ピクセルからロジック層に転送する際、第2の転送ゲートを追加することで効率的な信号転送が可能になり、特に明るい光条件で色再現を向上させたとしている。

Super QPD技術により、すべてのピクセルがオートフォーカス情報を検出できるようになり、水平方向と垂直方向の両方のパターン変化を認識し、より高速で正確なオートフォーカスを実現。薄暗い環境でも高速オートフォーカスが可能となった。

サムスンは50MPモードで初めてDSG機能を導入。ピクセルレベルで受信したアナログ信号に2つの個別の変換値を適用し、モバイルプロセッサの助けを借りずに50MPの高解像度でHDR画像を生成できるようになった。さらにSmart-ISO ProというHDR技術により、カメラは12.5MP画像と60fpsの4KビデオをHDRで撮影できる。