Matthewsは、ダイナミックなカメラサポートデュオを形成する2つのカメラサポートツール「Dovetail Cross Plate」「New Black CAM Tank」を発表した。
Dovetail Cross Plate(特許出願中)は、フルードやギアヘッドにカメラを取り付ける際の方向性の多様性を拡大するものだという。また、プライムレンズやズームレンズを使用する際にも、最小限のバランスでの作業を可能とする。既存のカメラサポートに簡単に追加できる2層構造のスイベルプレートは、従来のカメラマウントに加え、90°、45°のアングルを追加できる。
各回転プレートは、識別しやすいように異なる仕上げが施されており、ブリッジプレートやソリが滑り落ちるのを防ぐために、バネ仕掛けのポストと固定ストッパーが装備。その他の安全機能として、特殊な角度ロック設計と内部位置決め安全バネがある。さらに、プレート底面には20個の3/8インチ-16および1/4インチ-20のネジ穴があり、ヘリコイルワイヤーインサートが接続を確実にする。Dovetail Cross Plateは、同社のCAM Tankを含むほとんどのフルードヘッドや他のサポートのクイックリリースと互換性がある。
10年以上の実績を持つCAM Tankは、新たにブラック仕上げとレッドトリムを採用した。この重厚なサポートは、すべての標準的な大判カメラプレートに対応し、3/8インチ-16マウントスレッドを装備した大判・中判カメラに直接取り付け可能。360°パン、各方向30°チルトの機能を維持しながら、極端なローショットのために設計されている。フルード雲台に取り付けてダッチアングルを実現したり、三脚やジブに取り付けてフルード雲台からまっすぐ下に向け使用するのが一般的だという。
同システムは、6061 T6アルミニウムからCNC加工され、チルト機構には高級NSK深溝玉軸受を含む最高級のステンレス鋼製ハードウェアを使用しているという。パン軸受には、自己潤滑性を持ち、プラスチックの100倍の耐久性を持つポリオキメチリン、デルリンディスクを削り出して使用している。また、パン、チルトの各機能にはプレミアムブレーキを採用し、確実なロックオフショットとカメラの安全性を確保。重量は82kgで、264mm×177mm、高さ101mmまでのカメラに対応。
Dovetail Cross Plateは、CAM Tankと簡単に組み合わせ可能。業界標準のネジ山により、しっかりと嵌合し、カメラをほぼあらゆる位置で安全に支えることができるため、ルーチンショットや一見不可能に見えるアングルでも、スケジュール通りに撮影できる。
Dovetail Cross PlateとCAM Tankは、Matthewsの販売店から個別に購入可能。実際に使用されている様子はこちら。