Blackmagic Design導入事例:ライブミュージック演奏撮影「Antone’s Nightclub」 の場合

Blackmagic Designによると、テキサス州オースティンにある歴史的なブルースのクラブ「Antone’s Nightclub」で、4台のBlackmagic Studio Camera 4K Proを使用して、アーティストたちの演奏を撮影しているという。これらの映像は同クラブのWebサイト(Antones.com)でライブ配信され、視聴者たちに生き生きとした親しみやすい音楽体験を届けている。

クリフォード・アントン氏によって作られたこの伝説的なナイトクラブは、1975年の開店以来、自然に人を引きつけてきた。オースティンにおけるブルースの本拠地として知られる同クラブは、マディ・ウォーターズ、B.B.キング、ジミー・リード、レイ・チャールズ、その他大勢の伝説的なアーティストたちを紹介してきた。

Blackmagic Design導入事例:ライブミュージック演奏撮影「Antone’s Nightclub」 の場合

エンターテイメントへのアクセスを広げ、観客との繋がりを深めるために、2022年に同クラブのWebサイトを通じて、パフォーマンスのライブ配信を開始した。すべての視聴者にハイエンドのシネマライクな体験を提供できるよう、ワークフローは、Blackmagic Studio Camera 4K Proを中心に、同クラブのスペースに特化して設計された。カメラのフィードを、Blackmagic Studio Converter経由でATEM Television Studio HDライブプロダクションスイッチャーへと送信することで、ダイナミックなマルチカムイベントを配信しているという。

同クラブからワークフローの設計とライブ配信のプロデュースを依頼されたメディアエージェント、3rd + Lamarの共同設立者であり制作責任者であるトニー・ストルファ氏は、次のようにコメントしている。

ストルファ氏:Antone’s Nightclubは手狭なクラブなので、小型の機材を探していました。視界を遮るような大きな機材が動き回っていたり、天井から吊り下げられていると、パフォーマンスの邪魔になりますからね。シネマライクな画質と設計の観点から、最大の効果を発揮できる機材が必要でした。

低照度条件におけるBlackmagic Studio Camera 4K Proの驚異的な性能も決め手となったという。

Blackmagic Design導入事例:ライブミュージック演奏撮影「Antone’s Nightclub」 の場合

ストルファ氏:パフォーマンスの多くは暗いステージで行われますが、常に鮮やかでクリアなショットが得られます。

ライブのセットアップでは、Blackmagic Studio Camera 4K Proの内蔵タリーとカメラコントロール機能を重宝しています。これらの機能が備わっていることで、通信システムが必要なくなります。どのカメラがオンエアになっているか分からないという不安を解消できるんです。すぐに使用できる、高画質で多機能なライブ配信ソリューションが必要な場合、Blackmagic Studio Camera 4K Proはうってつけですね。

ストルファ氏は、Blackmagic Designワークフローはオペレーションの効率化と制作スタッフの削減に有効であると太鼓判を押す。カメラで収録できること、パフォーマンス中に特定のムードを醸し出すようなカラーコレクションができること、そしてATEM Television Studio HDからスイッチングできることで、同クラブのテクニカル・ディレクターは、一ヶ所からプロダクションのあらゆる面に対処し監督することができる。

ストルファ氏:Blackmagic Designカメラは、ステージ上のアーティストが真価を発揮するハイエンドのマルチカムイベントを配信する上で、重要な役割を果たしています。一人のオペレーターで操作できる、PoEシステムによるワークフローにとても満足しています。観客の多くは、映像制作が行われていることにすら気づいていません。

Blackmagic Design導入事例:ライブミュージック演奏撮影「Antone’s Nightclub」 の場合