Avid、次世代NEXIS|F2 SSDフラッシュ・ストレージ・エンジンを発表

Avid NEXIS|F2 SSDストレージは、4K、8K、HDRコンテンツのフィニッシング、カラーグレーディング、VFX、アニメーションなど、要求の厳しいメディア・ワークフローに対応する。ユーザーは、より多くの容量とより高いパフォーマンスを享受すると同時に、1エンジンごとに容量を38.4TBから307.2TBに拡張でき、総所有コストを削減することができる。

NEXIS|F2 SSDは、Avid NEXISメディアパックを搭載しており、現在6GB/s以上の転送速度を実現。冗長化されたストレージ・コントローラーとホットスペアSSDにより、高可用性かつ優れたメディア保護を可能にした。

NEXIS|F2 SSDが提供する高速化により、ポストプロダクション・チームは、プロジェクトに費やす時間を短縮する高パフォーマンスで共同作業ができるという。Avid Media Composer、Avid Pro Tools、および主要なサードパーティ製のクリエイティブ・アプリケーションを含むメディア制作ツールの包括的なテストとサポートにより、クリエイティブチームがより大量のプレミアム・コンテンツをより速く提供する可能性を広げるとしている。

NEXIS|F2 SSDは汎用性の高いストレージ・ソリューションで、容量とパフォーマンスのニーズの増加に合わせてビジネスを拡張できるとする。ストレージ・コントローラーごとにデュアル冗長の100 Gbpsイーサネット接続を標準装備し、最高性能のネットワーク接続性を提供。

また、必要な容量に応じた構成が可能なため、費用を必要な分だけに抑えることができる。容量、ワークフロー、構成を柔軟に変更できる同製品は、ポストプロダクション・チームに必要な柔軟性を提供し、パフォーマンス、信頼性、継続性を向上させ、競争力と先進性を維持するとしている。

Avidのクリエイティブ製品、クラウド、ストレージのプロダクトマネージャーであるエド・ハーパー氏は次のようにコメントしている。

Avid NEXIS|F2 SSDは、現行のすべてのAvid NEXISシステムと互換性がある。Avid NEXISオンラインまたはニアライン・ストレージと一緒に使用する場合、同製品の管理者はストレージ階層間でワークスペースを移動することが可能だ。メディアが移動している間もRead/Writeアクセスを継続できる。

Avid NEXIS|F2 SSDがAvid NEXISファミリーに加わったことで、制作チームは、あらゆる制作ワークフローに対応する理想的な階層型ストレージ・ソリューションのさらなるオプションを得ることができるとしている。

なお、2023年4月16日～19日に開催されるNABショーのAvidブース（N1221）では、メディア制作チームがどのようにコラボレーション、効率性、経済性、規模の拡大を実現しているか、変革するイノベーションを体験できるという。