キヤノン、「EOS R8」シリーズと「RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM」発売日決定メイン画像

キヤノンは、2023年2月8日に発表した「EOS R8・ボディ」「EOS R8・RF24-50 IS STM レンズキット」「RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM」を2023年4月14日に発売する。以前、2023年4月下旬に発売予定としていたもの。希望小売価格はオープン。キヤノン公式ストアの価格は以下の通り。

  • EOS R8ボディ:税込264,000円
  • EOS R8RF24-50 IS STMレンズキット:税込293,700円
  • RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM:税込50,380円

「EOS R8」主な特長

豊かな表現力と小型・軽量ボディを両立

有効画素数最大約2420万画素のフルサイズCMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC X」により高画質を実現し、大きなボケ味や広いダイナミックレンジなど、フルサイズならではの豊かな表現ができる。また、常用で最高ISO102400(静止画撮影時)の高感度撮影により、夜間や室内の暗いシーンでも自由度の高い撮影表現が可能。「HDR PQ」方式での静止画/動画記録や、高速でブラケット撮影を行い、カメラ内で3枚の写真を1枚に合成する「HDRモード(Dレンジ優先)」にも対応している。

豊かな表現力を備えながらも、大きさは約132.5mm(幅)×86.1mm(高さ)×70.0mm(奥行き)、質量はEOS Rシリーズのフルサイズミラーレスカメラで最軽量となる約461gで、優れた機動性を実現する。

Windows版の「Digital Photo Professional」で使用できる新サービス「Neural network Image Processing Tool」(有償)や、2023年4月中旬公開予定の「Neural network Upscaling Tool」(有償)にも対応し、ディープラーニング技術を用いた画像処理技術により、JPEGとTIFF画像の縦横の画素数を2倍、面積を4倍(6000×4000画素の場合は9600万画素)にし、精細感のある画像を生成することができる。

高速 AF・高速連写

「デュアルピクセル CMOS AF II」による幅広い撮影領域をカバーする高速・高精度なAFや優れた被写体検出など、上位機種である「EOS R6 Mark ll」の高い基本性能を継承。電子シャッターによる撮影時は、AF/AE追従で最高約40コマ/秒の高速連写を、電子先幕による撮影時は、AF/AE追従で最高約6コマ/秒の連続撮影ができる。

また、ディープラーニング技術を活用した「EOS iTR AF X」により、優れた被写体検出性能とトラッキング性能を実現。「人物」では人の瞳・顔・頭部・胴体、「動物優先」では犬・猫・鳥・馬の瞳・顔などの検出ができるという。

Vlogなどの撮影ニーズに応える動画性能

クロップなしの6Kオーバーサンプリングによる4K/60P動画撮影や、フルHD/180Pハイフレームレート動画撮影、動画撮影ボタンを押す5秒前または3秒前から動画を記録できる「プレ記録」機能などにより、VlogやSNSなどで需要の高まる動画撮影にも応える。

「デュアルピクセル CMOS AF II」により、静止画同様のAFエリア設定、被写体検出性能、トラッキング性能を実現。また、動画撮影時、常用ISO25600により、暗いシーンでもノイズを抑えた高画質な映像ができる。また、30分以上の連続撮影が可能で、最長2時間まで記録することができるという。

「RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM」の主な特長

全長約58mm、質量約210gの小型・軽量と快適な操作性を両立。2枚の「非球面レンズ」を含む8群8枚のレンズ光学設計により、画質劣化の原因となる諸収差を低減している。また、広大な風景や大きな建造物、狭い室内などの撮影に有効な焦点距離24mmの広角から、日常のスナップに適した焦点距離50mmのズーム域をカバー。Vlogなどの動画撮影にも適している。

レンズ内光学式手ブレ補正機構により4.5段、ボディ内手ブレ補正機構を搭載したカメラとの協調制御により7.0段の手ブレ補正効果を発揮する。さらに、リードスクリュータイプのステッピングモーター(STM)の搭載により、自然でなめらかな動画AFも可能だ。