Matthews Studio Equipment(以下:Matthews)は、地上からライトやリフレクターのポジショニングを調整するために作られた、初の市販の自動ユニバーサルリモートヘッド「Litemover」をNAB SHOW 2023(ブース番号C6745)で発表する。
現役の照明監督であるErno Das氏によって設計されたLitemoverは、コンポーネントベースで、ARRI、Cineo、Creamsource、Lightbridge、FilmGear、K5600、Matthewsといったブランドの220-lbs/100kgまでの照明器具やリフレクターボードに対応する。Litemoverは、簡単で親しみやすいインターフェースと直感的な操作により、ライトの照準を合わせるために高いはしごに登る必要がなくなり、アクセス性が向上し、効率性とよくセットでの安全性を高めることができるという。
Litemoverは、照明監督や照明技師と連携し、スムーズなリモートパン、チルト、スポット/フラッドフォーカスコントロールを提供する。また、CRMXを内蔵し、DMX、RDM、ワイヤレスDMXに完全対応している。Litemoverの3つの精密モーターは、フィクスチャーがスタンド、クレーン、ジブアームまたは他のセットハードウェアでアクティブに使用されている間でも、オペレーターの入力に直接静かに反応する。
また、スタンドだけでなく、スタジオライティンググリッドやエアリアルリフト、テレハンドラーなどでの作業にも便利なように、ライトムーバーは標準型と倒立型のアンダースラング型があり、さまざまな作業環境に対応。電源はバッテリーから供給され、ワイヤレスで使用できるほか、セットアップに合わせてケーブルで接続することも可能だ。
Litemoverシステムは、照明器具やリフレクターボードを設置するためのハードローリングケースに収納されている。各コンポーネントは、頑丈な安全なオレンジ色の耐衝撃性ポリカーボネートで覆われている。
3つの静音モーターユニット、ハンド、ピン、クランプコネクター、90°カプラ、各種サポートロッド、手動プッシュボタンハンドコントロールが含まれる。電源は、V-LockバッテリーユニットとV-Lock PSUを搭載し、一般的なバッテリーに対応。また、地域の入力に対応できるように、110/220 ACインバーター(14.4V)と必要なケーブル類が付属している。
また、3つのマウントアダプターが付属。現在の多くのフィクスチャーのスタンディングモードとアンダースラングモードに対応している。今後、アダプターは追加で用意される予定だという。