ATOMOS、ATOMOS Cloud Studio最新機能「Atomos Edit」発表。ブラウザベースのコラボレーション型ビデオエディター[NAB2023]

ATOMOSは、ATOMOS Cloud Studioの最新機能としてブラウザベースのコラボレーション型ビデオエディター「Atomos Edit」を発表した。Atomos EditはAxle AIと共同で開発され、同機能によりATOMOS CONNECTユーザーは、クラウド上でソーシャルメディア用の高速ターンアラウンドコンテンツのクリップ、編集、ブランディングを、素早く、移動しながら行うことができるという。

NAB SHOW 2023のATOMOSブース(ブース番号C4135)にてベータ版を公開予定。

Atomos Editにより、エンドツーエンドのビデオ制作プロセスが簡略化。現場でATOMOSデバイスから直接メディアをアップロードし、あらゆるブラウザで編集し、ソーシャルメディアに直接公開するか、仕上げのために別のNLEにエクスポートするかの選択が可能となる。

Webに最適化された再生機能により、チームや外部のクライアントがあらゆるデバイスで画像、音声、動画を確認できる。スマホ、タブレット、デスクトップから簡単にレビューや承認が可能。アクティビティレポートでは、誰が閲覧、ダウンロード、コメントしたのかなどを確認できる。プッシュ通知で、レビューや承認を見逃さない。

Atomos Editの主な機能は以下の通り

  • 複数のオーディオトラックとビデオトラックを持つプロフェッショナルスタイル・タイムライン
  • タイムラインのロックが可能なマルチユーザー編集機能
  • 共同レビュー、コメント、タグ付け、承認ワークフロー
  • 大容量動画ファイルの高速・耐障害性アップロードが可能
  • エフェクトとトランジション
  • 強力なシーケンスのバージョニング
  • ストックビデオコンテンツの直接取り込みが可能

YouTubeやVimeoへのダイレクトパブリッシングがAtomos Editの大きな特徴で、クリエイターは大容量メディアファイルのダウンロードや編集、完成したメディアのクラウドへのアップロードをすることなく、これらの主要プラットフォームへ直接コンテンツを管理、編集、公開できる。

ATOMOS CONNECTは、Ninja VやNinja V+などの既存製品にネットワーク接続やクラウドサービス(定額制)を追加し、Zato CONNECTやShogun CONNECTに内蔵されている。

ATOMOSのCEOであるトレバー・エルボーン氏は、次のようにコメントしている。

エルボーン氏:クラウド編集機能を追加することは、CONNECT製品にとって自然な流れです。当社のハードウェアから直接配信されるコンテンツを、当社のクラウドサービスを通じて共同編集・公開することは、ユーザーにとって非常に魅力的な提案です。Atomos Editは、Cloud Studioゲートウェイから強力かつ補完的なサービスを提供するという戦略を支えるものです。

Atomos Editは、無料、1ユーザーあたり月額$/€10、1ユーザーあたり月額$/€50の3つのサブスクリプションプランで提供される予定。


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