OPEN HOUSE ARENA OTAメイン写真

ヒビノは、2023年4月15日にオープンした群馬県太田市の「OPEN HOUSE ARENA OTA」に同社製LEDディスプレイ・システム「ChromaVision」および映像制御システムを納入したと発表した。

アリーナとしては国内最大級となる総面積6,100インチ相当の可動式センタービジョン、場内を全周する約240mのリボンビジョンおよび選手入場口上部のサイネージビジョンに、スポーツイベントの映像演出に制御システムを組み合わせ、臨場感あふれる観戦体験を実現。日本プロバスケットボールリーグB.LEAGUE所属「群馬クレインサンダーズ」のホームタウンアリーナとしても活用されるという。

本アリーナは「SMALL ARENA BIG VISION」というコンセプトのもと、収容人数5,000人というコンパクトな会場規模ながら、内装や設備や環境にこだわり、「興奮」と「臨場感」を提供できるアリーナを目指し建設されたという。それを象徴する設備の一つが、アリーナ天井中央に設置した14面のLEDディスプレイからなる国内アリーナ最大級の可動式センタービジョン。四方の観客席に向けて設置した横7.5m、縦4.25mのフルHD相当のメインビジョン4面を中心とし、メインビジョンの間を埋めるラウンド型のコーナービジョン4面、上下のリングビジョン2面、下部リングビジョン内側に設置したアリーナ前列のビジョン4面から構成されており、総面積はアリーナとしては国内最大級の6,100インチ相当としている。

コートから2mのアリーナ最前列の来場者元無理なく鑑賞できる内側ビジョン

さらに、会場内を一周する全長約240mのリボンビジョンや選手入場口上部のサイネージビジョン4面も納入。センタービジョンと連動することで、会場全体を巻き込んだダイナミックな演出を実現する。

また、センタービジョンはすべて可動式となっており、「上部リングビジョン」「メインビジョン4面」「コーナービジョン4面」「下部リングビジョン及び内側ビジョン4面」の4パーツが独立して上下に動き、メインビジョンのみの使用や可動を演出に取り入れることも可能。不要時には4パーツを入れ子式に重ねて天井まで上昇させることで会場の高さを確保することもでき、演出の幅を広げるだけでなく、多様なイベントに適した運用を実現できるとしている。

すべてのLEDディスプレイ及びエントランスやアリーナ内の液晶ディスプレイの映像をコントロールする送出システムには、ファンを魅了するスポーツエンターテインメントとして呼び声の高いNBAでも使用されているRoss Video社製品等を採用した映像制御システムを設計、納入。形状も大きさも異なる複数の画面に対して、選手情報やスコアボード、スポンサー企業広告などスポーツイベントに欠かせない多様なコンテンツを、直感的な操作で試合状況に合わせ柔軟に表示が可能。スポーツイベントの他にも市の公式行事や一般利用等、幅広い用途に合わせた多様な運用を実現可能としている。

同社グループは、今後も製品ラインアップを強化し、多種多様なビジュアルスペースの創出をサポートするという。