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映像制作会社の株式会社シースリーフィルムは、福岡県糸島市の「オープンコミュニティスペースみんなの」(以下:みんなの)に協賛し、「みんなの」内にデジタルと映像クリエイティブで地域の人々や自治体・企業・団体と新たな価値を共創する「ITOSHIMA_LABO.(いとしまラボ)」を2023年4月に開設した。

現在、ITOSHIMA_LABO.の第1弾プロジェクトとして福岡県福岡市のCG制作プロダクション・株式会社ランハンシャとともにXRコンテンツの企画開発を行っている。

ITOSHIMA_LABO.開設の背景とねらい

シースリーフィルムは、創業以来30年以上にわたり培った映像コンテンツの企画制作のノウハウやXRなどの最新技術を活かし、全国各地の自治体や企業とともに、これまで多くの未来を創造する案件に取り組んできた。

今回「みんなの」を運営する、いとしまちカンパニー合同会社の代表の一人でCG制作プロダクション・株式会社ランハンシャ代表である下田栄一氏の、デジタルテクノロジーで地域を活性化する活動に共感し協賛、「みんなの」内に「ITOSHIMA_LABO.」を開設した。シースリーフィルムの九州エリアで初となる活動拠点で映像クリエイティブ・デジタル領域での知見を糸島市に還元していくとしている。

糸島は自然が豊かでありながらも、九州最大の都市・福岡市に隣接して利便性が高い地域であり、九州エリアの映像制作案件の窓口や撮影拠点、ネットワーキングの場などとしても活用していく予定。

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(左から)いとしまちカンパニー代表 後原宏行氏、下田栄一氏、シースリーフィルム 代表取締役社長 山田修三

今後は、「みんなの」のコワーキングスペース、イベントスペース、4面プロジェクションシステムを用いたアイデアを生み出す空間のプロデュースを行い、新たな価値の創造を目指すとしている。

想定している活用方法

  • 福岡をはじめとした九州エリアの企業や自治体との交流、課題のヒアリング、XRコンテンツなどの各種デモンストレーションの場
  • 福岡をはじめとした九州エリアのクリエイターとの交流の場
  • 糸島地域での撮影拠点
  • 地域や企業の課題解決や映像をテーマとしたセミナーやワークショップの開催
  • 幅広い業界のプレーヤーを招いた対談や座談会の開催
  • 社員のワーケーションの場

ITOSHIMA_LABO.の第1弾プロジェクトとして、ランハンシャとともに全国の自治体や不動産業をはじめとした様々な業種の企業に向けたXRコンテンツの企画開発を行っている。現在制作中のコンテンツは360°投影のハイクオリティな没入型映像で、施設内に設置されている4面プロジェクションシステムで体験が可能。

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「みんなの」内の4面プロジェクションシステム

同社は「CHANGE、CHANCE、CHALLENGE」を行動規範と定め、映像が関わるあらゆる領域に挑戦してきたという。自治体や企業と連携しながら、これまでに培ったアイデアやプロデュースの力を地域の活性化や課題解決に活かし事業の更なる拡大を目指すとしている。

ITOSHIMA_LABO.概要

住所 福岡県糸島市前原中央3-4-3
「オープンコミュニティスペースみんなの」内
アクセス 電車:最寄駅JR「筑前前原駅」(天神から47分/博多駅から54分)
車:天神から30分/博多駅から30分:駐輪場あり