カメラ映像機器工業会(Camera & Imaging Products Association 略称:CIPA)は、デジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマット規格の改訂版3.0を公開した。
主な改定内容は以下の通り。
■Exif独自のタグタイプとして、UTF-8型を追加した
- 既存のASCII型タグにおいて、UTF-8の文字列も選択可能にした
■JPEG System 規格のBoxデータ構造を格納するAPP11マーカセグメントを記録可能にした
■Boxデータ構造のアノテーションデータの定義を規定した
■タグの追加、及び改定をおこなった
- タイトル名のタグを追加
- 撮影者関連情報(フォトグラファー、画像編集者)のタグを追加
- ソフトウェア関連(カメラファームウェア、RAW現像ソフトウェア、画像編集ソフトウェア、メタデータ編集ソフトウェア)のタグを追加
- ソフトウェア、アーティスト、画像ユニークIDタグを改定
- GPS Infoの高度の基準タグを改定(定義ミスの修正による)
- GPS Infoの測位方式の名称タグを改定、GPS以外のGNSSから得られた位置情報も記録可能とした
■以下のタグに関する記載対応レベルを変更した
- 画像の幅の解像度
- 画像の高さの解像度
- 画像の幅と高さの解像度の単位
- 対応フラッシュピックスバージョン