アスクは、米Apricorn社製のUSB 3.2 Type-C接続に対応したエンクリプションポータブルストレージ「Aegis NVX」シリーズを2023年6月初旬に発売する。希望小売価格はオープン。製品ラインナップは500GB、1TB、2TBの3種類で、予想市場価格は以下の通り。
- Aegis NVX – NVMe SSD USB 3.2 Type-C ANVX-500GB:税込70,000円前後
- Aegis NVX – NVMe SSD USB 3.2 Type-C ANVX-1TB:税込110,000円前後
- Aegis NVX – NVMe SSD USB 3.2 Type-C ANVX-2TB:税込150,000円前後
「Aegis NVX」シリーズは、機密情報の漏洩を防止するために不可欠なデータの暗号化をハードウェア単体で処理可能なエンクリプションストレージ。持ち運びに便利な小型のポータブル筐体に、キーパッドを搭載している。
従来製品と同様、強固なセキュリティ機能を有しており、堅牢なAIRCRAFT-GRADE 6061アルミニウム合金製エンクロージャを採用。また、新たにNVMe SSDを採用しており、従来製品と比べて高速な最大1,000MB/sのデータ転送速度を実現。
製品には256bit AES XTSハードウェア暗号を採用しており、搭載されたキーパッドから任意に設定可能なパスワード(PINコード)を正しく入力することで、暗号化されたデータにアクセス可能。万が一不正な利用者がパスワード(PINコード)を一定数間違えて入力した場合、製品に保存されたデータにアクセスが不可能となる防護機能を搭載。万一紛失した場合でも保存されたデータが漏洩する心配がないとしている。
暗号化は、本製品にデータを保存する際にハードウェアにより自動的に行われる。任意の暗号化操作や利用時にも特殊なドライバソフトウェアを必要としないため、様々な環境下で利用できるという。
さらに、使用後パソコンから取り外した際に自動的にロックがかかるほか、データを復旧できないようにするリセット機能も搭載しており、安心して機密データの運用が可能になるとしている。