ソニーピーシーエル株式会社(以下:ソニーPCL)は、2022年12月より、本社および事業拠点のひとつであったクリエイションセンター(東京都品川区西五反田)の移転統合を順次実施し、2022年12月19日に本社機能、2023年5月28日にプロダクション機能の移転が完了し、この度「Visualisation Core」を開設した。

「Visualisation Core」は、クリエイターのニーズに幅広く対応し、コンテンツ価値の最大化に貢献することを目的としたソニーPCLのコンテンツクリエイションの拠点。
スタッフも、スタジオ機能もオールラウンドに進化していくスタジオを目指し、提供する機能とワークフローを限定しないマルチスタジオを中心とした構成により、企画意図に最適なワークフローを検討段階から制作、コンテンツデリバリーに至るまで、横断的かつシームレスに提供することが可能という。また、先端テクノロジーを駆使した制作ソリューションの探求・開発・提供を積極的に進めていく。

ソニー製Crystal LED(横約9.7m×高さ約2.7m/解像度7,680×2,160ピクセル)を備えたコミュニケーションスペース

ソニーPCLは、「Visualisation Core」、「清澄白河BASE」(東京都江東区石島)、高円寺スタジオ(東京都杉並区高円寺南)、渋谷スタジオ(東京都渋谷区神南)、代々木公園スタジオ(東京都渋谷区神山町)の各制作拠点、ソニーPCLグループの株式会社スタジオブロスと連携しながら、新しい感動をもたらす多彩なコンテンツや体験を創出し続ける。

スタジオ概要

スケジュール、ワークフローに応じて機能や目的に限定されないスタジオ構成とフレキシブルなポストワークを実現。オフライン編集にも対応したマルチルーム、アフレコ収録可能なマルチブースの設置など、多様なプロダクション機能の充実を図る。

・マルチルーム(6室)
オフライン編集からエミュレーション、QCに対応できるマルチルーム。オフライン/オンライン編集、グレーディング、サウンドデザイン、エミュレーション、プレビュー、QCなどを1つの部屋で実現し、フレキシブルな運用により制作効率の向上を図る。

・編集・グレーディングルーム(6室)
CM編集、ドラマ編集、番組編集、グレーディングなど、フレキシブルに機能をニーズに合わせて割り振ることが可能。

ニーズに合わせて編集、カラーグレーディング等の作業が可能

・MAルーム(2室)+マルチブース
9.1.4chイマーシブ対応MAルーム、5.1ch対応MAルーム、マルチブース(アフレコ、ナレーション、フォーリー)を備えている。

アフレコ収録可能なマルチブース
イマーシブ対応MAルーム

コンテンツデリバリー向け総合サービス

パッケージメディア制作(DVD/Blu-ray Disc/Ultra HD Blu-ray)におけるオーサリングサービス、そして主要OTT各社の納品技術仕様を満たすエンコード、アートワーク、字幕・吹替制作、メタデータ作成、QCを含む総合的なサービスを提供。